国の年金があてにできず、マイナス金利で貯金もいっこうに増えないこの時代。
老後の貧困問題や長生きするリスクを抱えて、お金の心配が今はもちろん、これからの長い人生に影を落としていませんか?
長生きのリスクに備える終身年金保険
日本生命が、長生きのリスクに備える「終身年金保険」を販売しました。
「終身年金保険」は、元々昔からある商品ですが、生きている間ずっともらえる年金なので、長生きすればするほどお得な保険になっています。
終身年金保険をなぜ販売したのか?
私の正直な気持ちとしては、「このタイミングでよく出すよな」「何か裏でもあるのかな?」と思うところがあります。
なぜなら、保険会社は今回のマイナス金利で相当な打撃を受けて今後の経営危ぶまれるほどだから、ほとんどの保険会社では、貯蓄性のある商品を一時停止するなどしている状況なのです。
銀行の金利は下がり、資産のマイナスのリスクのある投資しか選択肢がないと悲観している中での日生の体力に、かつての「ザ生保」の栄華が蘇ってきました。
日生はまだ健全だったのだ・・・
しかし、本当にそうなのでしょうか?
日生の販売する終身年金保険の中身
今回、日生が販売する終身年金保険の中身を確認してみました。
加入年齢は50歳から87歳まで。支払期間は10年。
例えば50歳で月々およそ9万5千円を10年間支払い続けると、60歳から毎年年間44万円を受け取れるのだそう。
つまり、支払総額、およそ1140万円。年間44万円の受け取りだとすると26年以上受け取れば元が取れます。
60歳から年金を受け取ると仮定すると、86歳以上長生きすれば万々歳です。
日生も頑張っているようですが、私は全く魅力を感じませんでした。
もし、私が終身年金保険に代わる積み立てをするとしたら
もし私が、10年間お金を運用するとしたら、次の3つのうちのどれかをします。
1、積立投資
2、「ダウの犬」の戦略
3、半年投資
聞き慣れない言葉もあるかもしれませんが、どれも高い利回りを見込める投資方法です。
1積立投資
成長する見込みのあるファンドを月々一定の金額買い付ける方法です。
セゾン投信やひふみファンドなどの他に、積立型のファンドは各証券会社で販売されています。
10年間で、およそ5~10パーセントの利回りが期待されるので断然、積立投資の方がお得です。
2、「ダウの犬」の戦略
「ダウの犬」の戦略とは、1980年代にクリーブランドの投資アドバイザー兼ライターのジョン・スラッターが考案した方法です。そして「ダウ」と呼ばれる米国の代表的な大企業30社の株価の平均をとった指数。その30社の中から、割安な株式を毎年末に10社選んで1年間投資を行うことを繰り返す方法です。
この方法で1957年~2006年の50年間で平均リターンを比較するとダウ全のリターンをダウの犬戦略は2パーセントも上回ったそうです。
「完全レベル別30代~50代のための海外投資「超」入門
3、半年投資
欧米の投資格言に「5月に株を売り払ってどこかに行ってしまえ。そして9月半ば(アメリカでは10月末)まで相場に戻ってくるな」というものがあり、それを実証したところ、11月から4月までの半年間だけ投資する方法が良いという結果が出たようです。
原因が分かっていないものの、投資ファンドのマネージャーの間では一般的な考えのようです。
10月末に購入し、4月末に売ることを繰り返すだけで高い効果を得られるようです。
「最強の「先読み」投資メソッド
お金の運用はゲームのようなもの
お金を運用する方法は実はたくさんあります。
私も投資を始めるまで、おっかなびっくりでしたが、最近では一種のゲームのようなものだと考えています。
お金の運用は、単純なルールに基づいて、自分の予測にお金をかける知的なゲームです。
お金をゲームに使うなんて、博打じゃあるまいし、という風に考えていましたが、わずかな資産を増やす可能性があり、それにより自分や自分の家族の生活が潤うならば、躊躇なく挑みます。
何もしないで、お金が目減りしていく方がよっぽどやり切れません。
老後は今よりも暇になる可能性が高いので、積極的に運用にチャレンジしてお金を作り出して行きたいなと。
老後の楽しみが「投資」や「お金の運用」になれば、老後の貧困や長生きするリスクも怖くありませんよね?
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