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貯蓄型保険が値上げ!駆け込み契約で後悔するな。加入してはいけない3つの理由

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終身、学資、年金などの貯蓄型の保険料が2017年4月に値上げされます。

今回の値上げは2~30%ほどで大幅なアップ。

保険会社では、このような「保険料の値上げ」のタイミングを販売のチャンスと捉えています。

積極的な営業を仕掛けてくる会社もあるでしょう。

しかし、以前から検討して「そろそろ貯蓄型保険に加入しよう」と自分で決めているなら良いタイミングかもしれませんが、そうでなければ慌てて加入する必要はありません。

なぜなら保険は長期契約なので加入したら数十年間、自分のお金なのに自由に引出したりできないからです。

もし引き出したかったら、貸し付けを受けるか、解約するか。

預けたお金が不利な条件で手元に返ってきます。

(具体的には減って返ってくる)

また、貯蓄型保険の保険料の値上げは、利率の下げの意味もあります。

保険会社は、運用の基準としている国債の利回りが下がる度に、これまで何度も保険料を上げてきました。

保険料が値上がりされると保険の予定利率は引き下げられます。

値上げの背景にはこのような事情もあるので貯蓄型保険に入る前に十分ご検討ください。

貯蓄型保険の良いところ

貯蓄型保険の良いところは、保険会社もアピールしているところなのですが、「本当にそうなのか?」再度見直してみましょう。

元本保証されている

貯蓄型の保険は、元本が保証されていると言われています。
ただし、契約期間満了まで預けてお金を支払った場合です。

途中で解約したりすれば元本は保証されません。
契約期間が短いほど元本割れの率はひどくなっています。

以前は、貯蓄型の保険は10年かければ途中解約でも元本は戻ってくると言われていましたが、今は契約期間満了までかけないと7割以下しか戻ってこないものもあります。

また、貯蓄型の保険に入院保障や死亡保障を付けると保障部分に保険料が振り分けられるため元本割れします。

なので、貯蓄型保険だからと言って必ずしも元本が保証されているわけではないのでご注意ください。

複利で運用されている

貯蓄型の保険は、複利で運用されているので貯金よりも資産が増えやすくなります。

保険料控除で税金が安くなる

「生命保険料控除」という優遇措置があります。

払い込んだ保険料により、住民税などが安くなるのですが、5万円までしか適応されません。

生命保険料控除は、保証型の保険と年金型の保険の2種類に対して優遇措置があります。

つまり、保証型と年金型の2つ以上の保険に加入していれば、年間10万円分の控除があります。

しかし、確定拠出年金の控除と比較した場合。

確定拠出年金は上限額全てが控除の対象となります。

一番上限額が低い公務員が月々1万2千円ですから、年間で14万4千円控除されます。

自営業者の場合は、月々6万8千円が上限金額ですから、81万6千円が控除されます。

貯蓄型の保険の税金控除の魅力ってあまりありませんよね?

貯蓄保険をオススメしない3つの理由

貯蓄型保険の良いところは保険会社がアピールするほどおいしい話ではないです。

その他に、オススメできな理由もたくさんあり保険を貯蓄代わりにするのはあんまり意味がないとすら断言できます。

貯蓄型保険は利回りが低く、割高

貯蓄型保険が値上がりするのは、保険会社の運用の基準となる国債の利回りが下がったからです。

値上げされるし、利回りは落ちるで、貯蓄型の保険は魅力のないものになってしまいます。

保険会社では、「利回り」何%という表現はあまりしません。

最終的に返ってくる金額から払い込んだ保険料を差し引いて「返戻率」として表現しています。

「返戻率が120%」や「返戻率116%」などアピールしています。

しかし、年利などで計算すると1%あるかないか。

1%切っているものがほとんどです。

最終的な戻りが多いのは、長期に運用しているからです。

25年~30年など複利で長期に運用すれば、1%以下の利回りでも「返戻率」は立派なものになります。

なので、この「返戻率」と言う言葉に惑わされないようにして下さい。

途中で引き出せない

保険の契約は成立してしまったら、数十年間自分の元には戻りません。

お金が必要になり、途中で引き出してしまったら元本割れします。

また、保険料が払えなくなったら、払い済みや一部解約などができますが元本割れの確率が高くなります。

資産家で、長期間使う予定のないお金を相続対策などで貯蓄型保険を利用するならば良いのですが、現役世代で、お金のやりくりに四苦八苦しているご家庭は貯蓄型の保険は命取りになることもあります。

手数料が不透明

金融商品のほとんどは、販売手数料が一般に公開されています。

しかし、保険は販売手数料は非公開です。

知られてはいけない販売者側の思惑があるのかもしれませんが、オープンな時代に秘密で利権を守るという姿勢は、時代にそぐわないのではないでしょうか?

貯蓄保険以外でお金を安全に増やす方法

このように、資産を増やすために保険に貯蓄を求めるのは賢い選択とは言えません。

私もいくつか貯蓄型の保険に加入しましたが、今ではちょっと後悔しています。

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お金の問題は自己責任ですから、私のように大損しないために知識を付けてくださいね。

お金の知識は、この社会では一生ものの武器になります。

怠らずにしっかり身につけちゃいましょう。

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