積立NISAのラインナップを改めて見てみると、「何でこれが選ばれているの??」というものもちらほらありました。
「積立NISAは初心者向き」という金融庁の当初の目的からハズレているような、判断に困る商品も混じっていました。
特にバランス型のインデックスファンドのラインナップは、56本あるうち、私が「やっても良いかな?」と思ったものは1本しかありません。
積立投資歴3年ですが、失敗しないバランス型ファンドの選び方をご紹介します。
積立NISAで、おすすめしたいバランス型インデックスファンドは、この1本だけ
バランス型ファンドとは?
そもそもバランス型って何?という人のために、説明しておきます。
バランス型ファンドとは、資産配分されたタイプのファンドのことです。
資産配分とは、ひとつの場所に資産を置いておくと、何かが発生したときにその資産が吹き飛びますので、複数箇所に資産を分散しておきましょうという意味です。
投資の世界では「卵を1つのかごに盛るな」ということわざもあります。
この考え方は難しい言葉で言うと「アセットロケーション」と呼ばれていて、「アセット」は、資産、「ロケーション」は場所を表します。
アセットロケーションの考え方からすると、日本人の資産は日本円での現金比率が高く、とても危険な状態なのです。
そこで、資産の分散なのですが、難しいことはありません。
一般的には、「金融商品」と「地域」の分散を行います。
「金融商品」は、資産価値のあるものに変えておくことで、「株式」「債券」、*「リート」などがあります。
*「リート」は、不動産を証券化したものです。
また「金」や「原油」、「不動産」などの将来的に価値が上がるようなものも「金融商品」に含まれ、最近では「ワイン」に投資する人たちもいます。
「地域」の分散は、「日本国内」、「海外」で、更に「海外」を「先進国」と「新興国」に分けています。「先進国」は、北米とヨーロッパ。「新興国」は、南アメリカと日本以外のアジア、ロシア、インド、アフリカなどです。
アセットロケーションの一般的な割り振りは下図のようになります。
9種類も違う商品を購入するのは面倒だろうということで、これらの商品をバランス良く含めた商品を「バランス型」ファンドと呼んでいます。
ただ、この「バランス」という言葉の意味がいかようにも解釈されるのと、アセットロケーションの考え方が最近では少しズレてきているのかな?というように考えています。
実際、私も積立投資を始めた頃は、バランス型ファンドを購入してやってみました。結果、色んな意味で微妙に感じになっており、検証結果をこの記事にまとめております。
ちょっと長くなりましたが、ここから私の経験から失敗しないバランス型ファンドの選び方をご紹介します。
失敗しないバランス型ファンドの選び方
3つの基準を上げています。
1,国内のみのバランス型ファンドはNG
びっくりしたのですが、日本国内だけのファンドだけが組み込まれた「バランス型ファンド」がありました。
私は最初、目が点になりました。「え?日本国内だけ?これ、バランス型って言えるの?」
さすがに「株式」「債券」「Jリート」と金融商品は分けてあったのですが、「国内だけ」というのは、バランス型と名付けて良いのかどうかと思いました。
ただ、もの凄く保守的で、「日本しか信じられない」という考えを持っている人のためにあるのかも知れません。
でも、今後、日本は人口が減少し、GDPも既に中国に追い抜かれ、経済力は落ちていく一方です。
想像してみて下さい、積立NISAが終了する20年後の日本を。考えたくはありませんが、少子高齢化の影響が強く出ていると予測できるのではないでしょうか?
2,債券は長期投資に向いていない
「債券」は、国が発行する国債の他に、会社が発行する公社債というものもあります。借用書のようなものですが、債券って長く持ち続けるものではないと思いますし、実際長く持っているものがありますが、3年経っても未だに赤字です。
積立投資との相性はあまりよろしくないのでは?と考えています。
3,Jリートの将来性に疑問
「Jリート」とは、日本の不動産を証券化したファンドのことです。
「Jリート」もやめておいた方が良いと思います。あってもごく少し、数%くらい。
日本は今後人口減少に進んでいきますので、日本の不動産が今後活気を帯びるような可能性はあまり期待できないと思うのです。
今、購入しても東京オリンピック辺りまでは上昇するかもしれませんが、その後、持っているだけで価格は下落。資産形成の足を引っ張るかも知れないからです。
積立NISAのバランス型ファンドの中で私がやっても良いと思ったファンド
ズバリ、「ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式)」です。
ムダなものを全て取り外したら「株式」の地域分散で良いのでは?という考えに至りました。
「株式」を地域で分散し、更に「海外リート」も組み込んでいるものがあれば良いのですが、それはまだ調査が足りないのか、見つかりませんでした。
地域の分散の考え方は、世界がバラバラだった時代は有効でしたが、最近はグローバル化され、世界経済は、アメリカを軸に連動していると感じています。
今回のニューヨーク市場の暴落で、日本だけでなく、先進国や新興国も影響を受けています。
結局、基軸通貨が「ドル」一つであるため、地域分散の意味も薄れてきているかもしれませんね。
おススメの積立NISA
ひふみ投信
セゾン投信
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