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タンス預金して分かった、メリットとデメリットとは?

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タンス預金ってありますか?

私、実はタンス預金していました。額は・・・100万円くらい。
何でタンス預金したかというと、原因は3、11。

あの頃、「もうこの世が終わるかも?」「日本が破綻するかも?」と本気で信じていました。

当然、金融機関への疑いも強く、「お金預けていても、戻ってこないかも?」と社会に対しても疑心暗鬼になっていました。

今、振り返れば、当時は社会の仕組みも、お金のことも何も分からなかったのが原因。

何も分からないでも良かったところに、東日本大震災やら原発事故やら政府やマスコミの嘘やらが一気に襲って、最後に頼れるものは「現金」しかないかもしれないと考えが先走ったのがタンス預金のきっかけでした。

それから5年近く、100万円は私の家のタンスにしまわれ、時々生活費が足りなくて私が使い込み、60万円くらいまで減っていました。

タンス預金のメリットとデメリット

タンス預金を止めようと決心したのは、昨年の10月くらい。お金に真剣に向き合おうと思い立ち、色々調べていたところ、タンス預金は損かもしれない?と気がついたのです。

タンス預金のデメリット タンス預金で損する理由

タンス預金は、現金が手元にあるからいざという時、心強いように思いがちです。だけど実はものすごく損していたのです。

タンス預金のデメリット1 インフレに弱い

タンス預金は、タンスの中で洋服たちと一緒に閉じこめられている状態。その状態だとものとお金は同じ扱いを受けます。インフレ(ものの値段が上がり、お金の価値が下がる)状態になると、元々仮に100万円あったとしたら、年々その価値が目減りします。

具体的には、ものの値段が上昇するから100万円で買えていたものが、103万円くらいになってしまって100万円では買えなくなってしまうのです。

タンス預金のデメリット2 使ってしまう(減る)

タンス預金は手元にあるお金ですからいつでも使えます。つい、「1万円拝借しちゃおう♪」なんていう出来心で、1枚、2枚と引き抜いていたら、あっという間に減ってしまいます。私も5年で40万円使っていました(汗)

タンス預金のデメリット3 安全性に問題

もし、泥棒が入ったとしたら・・・
時々テレビのニュースで、「自宅にあった現金数千万円が持ち去られていた」という報道がありますが、大金を置いていたら、盗まれるかもしれません。家のセキュリティをバッチリしていたとしても泥棒はプロですからセキュリティ会社のシステムをすり抜けてお金を持ち去ってしまいます。
また、うちのようにたまたま遊びに来た子がお金を持ち去る可能性もあるのですから。

ショックです。 子どもの友達(小5女子)からお金を盗まれたかもしれません。 昨日、子どもが、学研のバックを持ってきて言い...

タンス預金の最大のデメリット 増える機会を失う損失

もし、タンス預金していた100万円を10パーセントの複利で5年間運用していたとしたら・・・
161万円になっていました(涙)

うちのタンス預金は40万円減ったのに(涙)

もし、30年運用していた場合、
元本100万円が、1650万円になるのです。

びっくりですよね。

今さら、「複利で運用していればよかった~」と嘆いだところで遅いのです。

失った5年間はもう戻ってきません。

これから挽回するしかありません。

タンス預金のメリット タンス預金して得すること

5年もタンス預金してもったいないなかったなぁと反省していますが、タンス預金で得するのは何かをあげてみました。

タンス預金のメリット1 ATMの手数料がかからない

ATMの手数料がかかりません。365日、24時間、いつでも無料でタンスからお金を引き出せます。

ATMの設置してある場所までいかなくとも現金が引き出せます。

タンス預金のメリット2 銀行の倒産の影響を受けない

どこの銀行が潰れようが、全く関係ありません。金融機関ににお金を預けていないのですから日本中の金融システムが無くなっても何も困らないのですね。

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タンス預金のメリット3 緊急事態が発生したら役に立つ

例えば、全国の金融機関が機能しなくなるような緊急事態が起きても手元に現金があれば、何かと交換できますのでちょっとの間は困りません。
お金は使えば無くなりますから、タンス預金のお金が尽きてしまえばそこでゲームオーバー、ジ・エンド。

タンス預金のメリットも少しはありますが、あんまりたいしたことありませんでしたね。

タンス預金は不合理、お金は能力の高い子どもと同じ

お金は能力の高い子どもと同じです。

もし、才能があるのに、家に引きこもり状態にさせてしまったら子どもは能力を発揮せずに年老いていきます。

お金も同じです。

使われないお金はインフレにより価値が落ちて行き紙屑みたいになっていきます。

お金はものやサービスと交換できる性質の他に、増えるという性質も持っています。お金が増えるのは、お金に働いてもらった時。お金が働くのは、そのお金を使って誰かの役に立ち、そのリターンを得たときです。

自分のお金を上手に使って誰か(人や会社など)に役立ててもらえばその見返りをもらえます。これが投資です。

投資は、投資先がポシャればお金は戻ってきませんが儲かればお金は戻ってきます。

また、どこかの国や会社にお金を貸すこともできます。これが債券です。国債や社債は借用書なので、必ず返ってくるお金です。

世界中の国や会社に投資したり債券を購入したりしてお金を働かせればお金は誰かの役に立ち、戻ってくるのです。

例えば、テレビを見ながらお菓子をボリボリ食べている間でも、自分のお金が海外の人たちの役に立っていたら、自分は海外に行かずに、間接的に国際貢献しているのですから面白いですね。

昔の人が、夫や子どもを出稼ぎに出したように、お金を出稼ぎに出す感覚ですね。

タンス預金は、「お金を盗まれやしないか?」などの不安を募らせますが、投資や債券でお金に働いてもらえば、お金の働き先(預けた会社や国)について多少なりとも興味を持ちますす。
また、そのお金が誰かの役に立っていれば、自分も間接的に役に立っていることになり、世界中の人たちとつながれます。

だからタンス預金、止めました。

今は、投資信託で積立投資をしています。

積立投資を始めて5カ月くらい。 今年初めの株価の影響をもろに受けて、購入した投資信託もマイナスに。4月に入り、やっとぽつぽつ利益が出たとこ...

積立投資で去年1年で13%くらいの利益がありました。もしタンス預金せずにこのお金を積立投資していたら5年で50~60万円になっていたのに!!

くやしぃ~~~!!

お金は使ってこそ価値が出ますからね。

無駄遣いではなく、きちんとリターンが出るところにしっかりと投資して増やしちゃいましょう。

ひふみ投信を始めてからこれまで毎月評価額の記録をつけていました。 元々「正しい家計管理」の本で、「財産目録というノートを1冊用意して、...

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