散々お金と時間をつぎ込んできた趣味ってありませんか？
家族にも白い目で見られながらも止められず、「道楽」と揶揄されながらも頑張った趣味。
私は結構あります。その趣味の一つを仕事にして、今日はお小遣いを稼いできました。
趣味が仕事に変わった、感動の日。その生々しいステップをシェアします。
趣味と仕事
私の趣味は、いろいろありますが、その中でも最近お金と時間を注いできたのが、日本の伝統料理と雑穀料理です。これらの趣味には総額５０万円以上かけて勉強してきました。
また、家でも毎日実践。家計管理も、日本の伝統食品は、「健康管理費」という項目で食費とは別枠で予算をもうけています。「健康管理費」には伝統製法で作られた塩や醤油、味噌、油などの購入が入ります。
また、味噌や梅干しは自宅マンションで作るなどかなりこだわってきました。
一般の家庭からみたら、このこだわりは、趣味の領域に入ると思います。
カメラの好きな人が、カメラにこだわるように、私は日本の調味料と日本の伝統食品にとことんこだわってきました。
これをいつか仕事にしたいと思っていたのですが、なかなか一歩が踏み出せず、悶々とした日々を送っていたのでした。
趣味を仕事に変えて家計を助けたい
毎日、毎日、「自分の趣味を仕事に変える」妄想をしていました。
例えば、
- 平日の昼間、自宅マンションで限定予約のランチを出す、秘密のレストランができないかとか、
- どっかの公民館で、お料理教室でも開きたいたいとか、
- 夕飯の総菜のみを限定販売するとか、
- お年寄りや一人暮らしの人のためにお弁当の宅配サービスしようとか
「地域の人たちに貢献して、お金をいただけたら嬉しいな・・・」
こんな妄想をするものの、何もできていませんでした。
なぜか引かれる場所
買い物するルートに、気になるお店がありました。何のお店か分からないけど、とても引かれるお店でした。
ある日、そのお店を検索してみたら、色んな人たちがワークショップ開いたりするスペースでした。何となく私の妄想も受け入れてもらえそうな気がして問い合わせてみると、オーナーさんに一度お会いしましょうというお返事を頂きました。
そして先日の火曜日にそのスペースでお話をして、「じゃあ、金曜日にヨガの教室があるので、その生徒さんたちにお出ししてみたらよいんじゃないですか？」と言われて、本日、晴れて趣味が仕事になりました。
趣味が仕事デビュー
火曜日からまた私の妄想が始まりました。
「一日に３０００円の売り上げがあったら一ヶ月９万円くらい。そこそこ良いんじゃない？」
ムフフ・・・
そんな感じでニヤニヤしていたのでした。
そこで迎えた金曜日。朝からせっせと仕込みです。
メニューは、「もちきびドーナツ」と「甘酒シェイク」
もちきびドーナツ
岩手の農家さんから直接購入している無農薬のもちきびと有機レーズン、くるみを玉締絞りの菜種油で揚げました。
甘酒シェイク
岩手の農家さんから直接購入している無農薬のもちきびともちあわで作った甘酒を使ったシェイクです。
自分ではなかなかの出来栄えと自画自賛。。。
午前中、ヨガ教室の生徒さんにお出ししたところ、ドーナツ１個と甘酒シェイク２杯売れました。
「思ったより売れない・・・」
なんかちょっと落ち込みましたね。
趣味を否定されたみたいで。実は、軽く傷ついていました。その後、商品だけをお店に残して帰りました。
商品はオーナーさんが販売してくれるとおっしゃってくれたのでそのままお任せしたのでした。
夕方、お店に顔を出したら、午後からもドーナツ２個、甘酒シェイクが売れたそうです。
そして気になる初売り上げは・・・
１５００円です。
２００円は、丁度販売されていた、天然酵母のパンと引き換えました。
うっひょう！！
単純なので現金を見ると喜びます。
嬉しいな。これは、オーナーさんに支払う１５パーセントを引いた額なので、良い感じです。
準備段階の一日３０００円には届きませんでしたが、まずまずです。
先月はお給料日前に銀行の残高が３桁になり、不用品を販売して２０００円で売りましたが、不用品は売ったらそれで終わり。
だけど、もちきびドーナツとか甘酒シェイクとかは作れば売れますのでなんかすごく嬉しいですね。
もちきびドーナツとか甘酒シェイクとか珍しさも手伝って売れていると思うのですが、自分でも何か人様のお役に立てるものがあったし、これを磨けばもっと地域の人たちに貢献できるかも？？
などとまた妄想が膨らんだのでありました。
趣味を仕事にしてみた実感
趣味を仕事にしてみて、なんか今日はかなり興奮しました。
朝から準備で奮闘し、午前中は期待したほど売れずに密かに傷つき、しかし、それでもお金を支払って購入してくれたお客さんがいたことで、自信につながりました。
まだまだ今後は山積みですが、妄想を現実化したこと、実際にお客さんに購入してもらってお金を頂いた体験は貴重です。
これまでは自己満足だった趣味を仕事にするには、お客さんに満足してもらわなくてはいけません。この段階で趣味とは言えないかもしれませんが、お客さんに喜んでもらうことが趣味になると、良い感じで仕事が回っていきそうです。
「趣味は仕事にするな」、と言う人もいれば、「趣味を仕事に！」と言う人もいて、どちらも正解で間違っていません。
だけど、自分が楽しみ、時には自分が助けられた趣味を極めれば、どこかで誰かの役に立つはず。自分の生活も助けてくれる日も訪れるのです。
趣味は中途半端にやらずとことんやってみることで、何かしらの見返りがあるのだなと実感したのでした。
趣味を極めて仕事にしてみるとまた一つ違った世界が見えてくるのも面白いですよ！
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