ピンポーン。
玄関のチャイムが鳴った。
インターフォンに出る。
来客
「ガスコンロのフィルターの交換に参りました」
私
「?」
来客
「ガスコンロのフィルターなのですが、現在在庫はいくらありますか?」
私
「?」
私
「意味が分からないのですが?」
来客
「あ、もしかしてお引っ越しされてきました?」
私
「はい」
来客
「季節ごとに、ガスコンロのフィルターを交換しているのですが、在庫のほう確かめてもらえますか?」
私
「ちょっと言っている意味が分からないのですが・・・」
来客
「そうですか、それじゃあ、こちらで確認させてもらえますか?」
来客
「今、玄関の前にいるので、開けてもらってよいですか?」
私は、ガス会社の人か何かだと完全に思いこんでしまって、
見知らぬ来客を家に入れ、台所まで案内してしまった。
来客は、我が家のガスコンロのフィルターを確かめ、
来客
「ははーん、以前居られた方が、持って行っちゃいましたね」
と言う。
私は何のことかさっぱり分からない。
来客
「ここは賃貸マンションなので、退出時、復元しなくてはいけないのです。だから、ガスコンロのフィルターは油などで詰まりやすく、復元費用もかかるので、季節ごとに、フィルターを交換してもらっているのです」
私
「そうなんですか・・・そんなこと、知りませんでした」
来客
「在庫がないなら、ちょっとお持ちしますね」
と言って、外にでる。
私
「そんなこと聞いていないよ・・・、夕方の忙しい時に」
なんて思っていると、来客は帰ってきて、
ガスコンロのフィルターとやらを見せる。
来客
「これを季節ごとに交換してもらっています。交換は無料です」
私
「そのフィルターも無料なのですか?」と言うと、
来客
「一枚400円ですね」と答える。
主人が帰ってきた。
私が事情を話すと主人は憮然として
「そんなもの、うち要りません」
と言う。
私
「これがないと、出て行くときに復元費用取られるらしいよ」
と訴える。
来客
「ご主人がそうおっしゃるなら、要りませんね」
と言って、そそくさと帰る。
来客が帰った後
主人
「困るじゃないか、訪問販売を勝手に家の中に入れちゃ」
私
「え?あの人、阪急不動産会社の関係の人みたいだよ」
主人
「そんな話、もし本当なら、前もって、阪急から話があるよ」
私
「?(まだ騙されたことに気づいていない)」
主人
「訪問販売。阪急だったら、なんで俺が帰って来ると、逃げるようにして帰った」
私、時間が経って、気が付く。
騙されてしまったことに腹を立てる。
主人
「訪問販売なんて横でつながっているんだから、この家は楽勝だって、広まる。次々に訪販の連中が来るぞ」
私
「分かったよ」
と言って、この件は済んだのですが、
最近の訪問販売は、芝居が上手ですね。
今回訪問販売詐欺に遭っての教訓ですが、
詐欺ののポイントは、
1、まるで、大手企業か、役所から依頼されて来たみたいな雰囲気を出す
2、「あなたのことをよく考えているよ」という言葉を終始使う
3、「知らないのは、あなただけですよ」というニュアンスで切り出してくる
など。
ちょっと人の良いご老人だったら、騙されていたことすら最後まで気づかない感じです。
知らない人が親切に近づいてきたら、
疑ってかからなくちゃいけませんね。
アバンチュール好きのお人よし主婦である私は、明日からどんな訪問販売が続々と我が家にやって来るか、ちょっと楽しみではありますが^^
世知辛い世の中ですので、みなさま、お気をつけ下さい。
お読みいただきましてありがとうございました。
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