びっくりしりしました。
ほぼ日手帳が人気の「ほぼ日」がジャスダック市場に上場が決まったというニュースが飛び込んできたからです。
まさかの展開です。
ほぼ日は、手帳の他にも「ほぼ日イトイ新聞」というウェブサイトで情報を発信。
代表取締役はコピーライターの糸井重里さん。
手帳とかコピーライターとか、株式市場とは何となく縁が薄いような会社が上場ですからね。
びっくりです。
だけど、これを機会に株式市場に興味の無かった人たちもちょっと興味を持ってみるのも良いかもしれません。
「ほぼ日」とは?
「ほぼ日」は、糸井重里さんが1979年に設立した「東京糸井重里事務所」が前身の会社で、昨年の2016年12月に社名が「ほぼ日」に変更になりました。
「ほぼ日」が販売する「ほぼ日手帳」って使っていますか?
とても使いやすいようですが私は、何となく使いこなせる自信がなくて毎年スルー。
一度も使ったことがありません。
どうやら一度使うとリピートしたくなるらしく、使用者が自由にカスタマイズして持っているだけで楽しそうです。
「ほぼ日手帳」は毎年60万部くらい売れています。
書籍は5万部売れたらベストセラーと言われますので、「ほぼ日手帳」の売れ行きの凄さはハンパないです。
「ほぼ日」はこの手帳による売り上げが7割くらいあり、その他ほぼ日イトイ新聞のウェブサイトで紹介した商品の売り上げが3割くらいだそうです。
「ほぼ日イトイ新聞」は、1998年から続いているウェブサイトで、糸井重里さんのエッセーが毎日更新されています。
ジャスダックに上場すると何がよいの?
ジャスダックに上場すると、株式を公開して株主に購入してもらえます。
その結果、会社に潤沢な資金が入ります。
これまでは、商品の売り上げ等による販売力が主たる収入源だったのが、株主からの資金調達というルートもできてよりお金が回りやすくなります。
糸井重里さんは今回の上場で調達した資金で新規事業や人件費に当てるそうです。
糸井さんが何をたくらんでいるのか今後に注目です。
「ほぼ日」ジャスダック上場で気になるIPO株とは?
「ほぼ日」の上場日は3月16日に決定しました。
上場が決定したらそれまでにIPO株が販売になります。
IPO株とは新規に証券取引所に上場する株のことで、実際に上場する前に投資家に売りに出されます。
IPO株の売出価格は公募価格と呼ばれ、上場後の価格よりも割安な場合が多く、IPO株を事前に購入していた投資家は、上場して価格がつり上がったタイミングで売りに出し、大きな利益が得られます。
逆のパターンもありますが、ほぼ8割くらは上場したタイミングで価格はつり上がっています。
IPO株は各証券会社に割り当てがあり、ほとんどが抽選です。
事前にIPO株抽選に応募して、選ばれたら購入できます。
「ほぼ日」上場までのスケジュール
IPO株の抽選の申込期間が、2月末日から3月6日。
抽選の当選発表が、3月7日。
購入申込期間が、3月8日から13日。
上場が3月16日
IPO株の抽選が行われる予定の証券会社は、今後各証券会社よりアナウンスがあると思いますので、要チェックです。
購入者の視点と株主の視点両方持とう!
最近は、身近な企業が立て続けに上場しています。
昨年は、はてなブログの「はてな」や、スマホの「LINE」、「コメダコーヒー」などが上場し、注目を集めました。
身近な企業が上場することで生活に変化があるわけが無いのですが何となく気になりますよね?
上場間もない企業の株価は、しばらく変動も激しく乱高下を続けて行き暫くすると落ち着きます。
はてなブログの株価
LINEの株価
コメダコーヒーの株価
身近ないつも利用している企業の株価を持っていると、利用者の視点と株主の視点の両方の視点が持てるようになります。
株主の視点が一つ増えたことで、お金や社会に対する視点や考え方も変わってきますよ。
ほぼ日が上場することで株式市場がもっと面白くなる!
今回、「ほぼ日」が上場しても、現在株式市場で主役のヘッジファンドや外国人投資家などは全く興味がないと思います。
「手帳」の会社が大化けするとは誰も予想もしていませんし、今後成長する企業とも考えられていませんからね。
ただ面白いのは、これまでの上場企業とはちょっと変わってきているということです。
これまでの上場企業と言えば、利益至上主義の会社がほとんど。
株式市場っていうとお金とか欲が絡んだ食うか食われるかの世界でした。
「お客の利益より会社の利益だ!」って感じの肉食系の企業というか。
それはそれで良いと思います。
欲こそ人間のエネルギーの源、原動力ですからね。
だけど最近はちょっと違うのかな?という印象です。
とても身近で利用者から支持を得ているような企業が上場する傾向にあるように感じています。
お客とか利用者に優しい企業が選ばれ、利益を上げて上場するのはとても理想的ですよね。
応援したい企業が儲かって更に利益とサービスを還元してくれるという循環になってもらうと未来は明るいですね!
やっぱり改めて思うのはお金とは、投票券だなと。
心から応援したい企業を応援するつもりでその企業にお金を支払う。
この支払いが清き一票となってよりよい社会が作られていくのだと思います。
次世代が快適に生活できるように使うお金こそが「生き金」であり、重い清き一票。
あなたの大切な一票、何に使いますか?
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