今朝、人生で初めて自分で決断して株を売った話し

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株式投資

今朝、人生で初めて自分で決断して株を売りました。

株を売ったのは実は二度目。

初めて売ったのは、自分で決断したのではなく、泣く泣く売らざるをえなかったのです。

今から10年ほど前。

インサート取引をしたつもりが・・・

某裏情報筋から、「○○という株は上がるよ」という話を聞き、
その場にいた人たちは私を含め、胡散臭いと思いましたが、数日後、本当にその株は跳ね上がったのです。

その場にいた人たちの何人かが実際に株を購入しました。

そして毎日上昇する株価に大喜びしていました。

私もそれを見て、内心羨ましいと思いました。

「まだまだ上がるよ」というまことしやかな情報を聞き、何日も迷い、とうとう購入しました。

35万円ほどでした。当時持っていたお金をかき集めてハラハラしながら近所の証券会社の窓口に出向きました。

下げ止まらなかった株価

しかし、私が購入した途端、その株価は下がったのです。

みるみる下降する株価に、「嘘でしょう」という気持ちを隠せませんでした。

情報を持ってきた人すら恨みました。

絶望的でした。

その株は、結局購入した価格の10分の一くらいの価格になって、「これ以上上がる見込みはないよ」冷静に判断してくれた人の助言で売りました。

これっきり株を買うのも売るのも、もうご免だと思いました。

それから数年後。

主人が元々株をやっていて、余ったお金があったら増やしてあげるよ
というので、たまたま持っていたお金を預けました。

「倍にしてくれたら10万円あげるから」という条件で。

私は預けたお金にはノータッチでした。

その後、リーマンショックなどがあり、株価は預けた当初の三分の一くらいになったと言われ、「やめときゃよかった」と心の底から後悔しました。

証券会社に口座を持っていましたが、ログインすらしていませんでした。

今年に入って、主人が、お前の持っていた株、大分持ち越してきたと言い、下手すると2倍になるぞと教えてくれました。

2倍になったら10万円上げるというのを覚えていたみたいです。

初めての取引

証券会社のサイトに初めてログインしました。

ログイン情報はすっかり忘れていたので、証券会社に問い合わせて再度設定し直しました。

元本の2倍近くになる勢いです。

主人はまだまだ上がる、
参議院選挙までは上がるから

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と言いますが、

他の情報筋では、

5月くらいに金融危機が来るかも?

という話もあって、

どうしたら良いのか分からない状況でした。

それでも、証券会社の口座の数字は、毎日減ったり増えたりしています。

増えるのは全く問題ないのですが、
減るのはさすがに嫌な気分になります。

お金を自分で使っていないのにお金が減るのはどうしても納得が行かないのです。

株価が2倍に!

そして昨日。

とうとう目標の2倍になりました。

私はどうするか迷いました。

主人に相談すると、「自分で判断して」と言われ、途方にくれました。

もっと上がるかもしれないのに・・・
だけど無くなるかもしれない・・・

この2つの気持ちが行き来して、判断が付きませんでした。

「元本さえ手元に残れば、利益は元々なかったお金なんだから損しないよ」
と言われ、なるほどと思いました。

それから、主人は、一度に売るんではなくて、十分の一株づつ売ることができるから、
3分の1とか半分とか売って、様子を見てみたら。

というので、3分の1の300株を売ることにしました。

今売るのは早いかもよ?

と言われましたが、考えれば考えるほど分かりません。

朝一についた価格で売りました。

昨日の終値よりも若干下がって、2万円くらい損した気分ですが、
何とか元本は手元に残せたという状況です。

株式投資は、経済や社会の分析も大事だけど、
自分の気持ちをコントロールすることはもっと大事だなと思いました。

心理戦でもあるわけです。

最初に株取引をやった時よりはマシになりましたが、
訓練とか練習とか必要ですね。

しかも少額から初めて、自分の気持ちをコントロールしていく。
これは株式投資をやる必須条件かもしれません。

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