知識もないのに「投資」なんて手を出したら、家や財産を全て失って路頭に迷うことになるのではないか?
そんな不安を抱えていませんか?
今回は、積立投資を行うことで、全財産失う可能性について検証してみます。
全財産を失う投資とは?
うちの父の同僚だった人の奥さんの話ですが、
「投資で損をしたために、その損を補填するために更にお金をつぎ込んで、借金までして投資。最終的に自己破産した」
らしいです。
だからうちの父は私に強く言います。
「投資なんて絶対にしちゃダメだ」
私も父の言うことは、あながち嘘ではないと思います。確かに身を滅ぼす投資というものも存在します。
では、
全財産を失い、自己破産するような投資とはどのような投資なのか?
を見てみましょう。
全財産失う投資のポイント1.短期で売買
投資と言ってもやり方は多種多様です。
投資を時間で分類すると3種類あります。
1.短期で行う
デイトレと言われるもので、1日で売り買いを完結させます。
チャートを見て、底値を狙って高値で売るというやり方です。
この短期で行うやり方が一番難しく、テクニカル分析などのテクニックが必要になります。
2.中長期で行う
スイングトレードと呼ばれるやり方は、数日から数ヶ月などの中長期で売買するやり方です。
ファンダメンタルという市場要因や企業分析を行い、チャートも分析。数日から数ヶ月後に値上がりする可能性のある銘柄を選んで投資します。
3.長期で行う
数年から10年単位で売買するやり方です。
1度購入したら、売却せずに何年、何十年とその株を持ち続けます。
購入した企業の成長と一緒に財産も成長するというとてもお得なやり方です。
例えば、創業期のトヨタに投資して、その株を持ち続けていたら・・・
というもので、毎日チャートとにらめっこする必要はありません。
以上3つの中で、ギャンブル性が高く、高度なスキルを要求されるのが、短期売買です。
株価の乱高下に感情が乱されて冷静な判断が付かず、判断を誤ってしまうのです。
全財産失う投資のポイント2.レバレッジをかける
レバレッジとは、借入金を使って自己資金を数倍から十数倍にすることで、ハイリスク&ハイリターンの取引になります。
信用取引と呼ばれるものは、3.3倍、FXは25倍のレバレッジをかけることができます。
例えば、10万円で、25倍のレバレッジをかけてFX取引をした場合、1万円の利益が出たら、25万円(1万円×25倍)の利益になります。
逆に、1万円の損失が出たら、25万円(1万円×25倍)の損失になり、元金は無くなります。
儲かったら嬉しいですが、損したら怖いですよね。
全財産失う投資のポイント3.借金して投資する
「20パーセント以上、上がる見込みのある投資なので、14パーセント利子のかかる借金をしても、充分利益が上がる(20ー14=6パーセント)から、借金をしてでも投資すべきだ」という話を持ちかけられたとします。
このような話は、お金に困っていて、尚且つ欲に駆られている時にあっさりと乗ってしまうようです。
しかし、確実に20パーセント以上、値上がる見込みのある投資などというのはありません。未来は誰も予測が付かないのです。
投資は、最低でも生活費の3ヶ月分の預貯金があり、それでもお金が余っている場合に、行うものです。
借金してまで投資して、更に金利以上の利益を上げるというのはとても難しいのです。
うちの父の同僚の奥さんは、推測するに、先物取引で身を滅ぼしたようです。
積立投資で、どうしたら全財産を失うのか?
ここで、おさらいをしておきましょう。
全財産を失う可能性のある投資の条件は、3つありました。
2、レバレッジ
3、借金
これらが揃っていれば、かなり危険な投資だと判断して間違いありません。
しかし、逆に
2、レバレッジかけない
3、借金しない
であれば、かなり危険度は低くなります。
積立投資は、基本的に「長期・分散投資」です。
一括で大金を「エイヤ!」と投資するのではなく、
毎月、100円から少額でコツコツ投資するもので、10年単位で行います。
ただ、1つ気をつけなければならないことがあるとしたら、積立投資する銘柄選びです。
銘柄は現在4000近くありますので、外れを引いてしまうと、どんなに安全な投資方法で行っていても、財産を失ってしまう可能性があります。
積立投資で失敗しない銘柄選びの方法
積立投資で失敗しない銘柄選びは、下記の5つ。
2,保管手数料が、1パーセント以下
3,純資産が増え続けていること
4,基準価格が、右肩上がりに増えていること
5.証券会社や銀行の人が積極的にすすめているもの
などの条件を満たしたものです。
特に、
5.証券会社や銀行の人が積極的にすすめているもの
については、充分ご注意下さい。
積立投資の選び方については、下記の記事にご紹介しております。
→積立投資(NISA)インデックスファンド、プロ3人によるそれぞれの選び方。共通点と違う点はどこ?
→アクティブ型ファンド(投資信託)の選び方。モーニングスターの朝倉社長の判断基準とは?
投資ファンドの歴史は200年以上続いている
ファンド系の会社については、日本では、まだ歴史が浅く、ここ最近になって、ようやく認知されるようになりました。
しかし、投資ファンドが誕生したのは、1805年頃。元々はフランス革命などの有事に備えて、貴族の財産を守る目的でつくられたのが始まりです。
海外の歴史のあるファンド会社になると200年くらい続いており、その間、貴族の財産を守り、成長させてきたのです。
財産を守る投資、財産を失う投資
元々、投資ファンドの目的は、財産を守るために誕生しました。
ギャンブル性の高い財産を失う投資とは別物だと考えた方が良いでしょう。
積立投資は、一般庶民でも、財産を守り、資産形成するために存在しています。
怖がらないで、積極的に調べてみるとこれまでの投資のイメージががらりと変わりますよ。
積立投資を行うことで税金がお得になる、つみたてNISAが、2018年より始まりました。
また、iDeCoを利用することで、老後試算も節税しながら効率的に貯めることができます。
おススメの積立NISA
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