欲しいものや、やりたいことがいっぱいあって、我慢するのがストレスになってしまう。だからいつもお金がなくて貯金どころではなく、家族に内緒の借金を抱えてしまっている、このままで良いのだろうか?
何を隠そう、このような悩みに長年苦しんだのは他でもない私です。しかし、何とか試行錯誤で改善することができました。
私が改善した方法をご紹介します。
貧困は欲望に飢え、他人との比較で増強される
以前読んだ「お金2.0」に、「資本主義経済は、人間の欲望をエネルギーにして成長する仕組み」とういうようなことが書いてありました。
その欲望は、「ちょっと頑張れば手に入りそうなもの(目の前のニンジン)」をぶら下げ、「他人と比較すること」で刺激されるようです。
最新のものが発売されれば、手に入れて使ってみたいと思い、更にみんなが持っているものは当たり前のように手に入れたい。そして、他人より良いものを持ったり、出世したりするためには大金を支払うことも厭わないのです。
iPhoneが毎年のようにバージョンアップされ、そのたびに欲しくなるのは人の心の弱いところを突いてくるからです。
経済活動はゲームです。企業は、消費者の欲望を刺激して利益を得ています。
「欲しい」という気持ちが動いたら、企業が仕掛けるゲームに私は乗せられているのではないか?と冷静に疑ってみることをおすすめします。
欲望のコントロール
無限に湧き出る収入があれば、お金はガンガン使っても誰も困ることはありません。
しかし、限られた収入しかないのならば、欲望のコントロールは必須です。ここで注意したいのは、
「お金のために、やりたいことができない」
というマインドです。
ニセモノの欲望とホンモノの欲望
他人に刺激された欲望(ニセモノの欲望)なのか、心の底から欲しいものや、やりたいこと(ホンモノの欲望)なのか?を見極めましょう。簡単な判断基準は2つ。それは、
- 「期間限定」「数量限定」
- 「冷却期間」
「期間限定」「数量限定」
「このタイミングでしか手に入らない」、「売り切れてしまう」という欲望は、ニセモノの欲望です。別に欲しくないものでも、「今だけですよ」とか「10個限定です」なんて言われると「欲しい」気持ちがオンになって、ついつい購入してしまう。そして後で後悔した経験はありませんか?
「冷却期間」
欲しいもの、やりたいことは、リストアップしておいて1週間から1ヶ月くらい冷却期間をおいてから、見直してみると、それが本当に欲しかったものなのか、やりたかったことなのかが分かります。
リストアップしたもののほとんどは1週間後には、冷めてしまうことが多いのです。
時間が経っても欲しいものや、やりたいことは、お金を貯めてから実行に移してみると良いでしょう。
貧乏な人とは、無限の欲がある人のこと
「貧乏人の経済学」という本に次のような一節がありました。
「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のこと」
私は、これを読んでぞっとしました。
欲望と価値観
お金持ちやお金を貯めている人と、お金を貯められない人との大きな違いは、お金の使い方です。
お金を貯められない人は、自分の欲望を満たすためにお金を使います。
一方、お金持ちやお金を貯めている人たちは、自分や家族の価値のためにお金を使います。
欲望は、その場限りのものですが、価値は、人生を満足させてくれます。
欲望を満たすだけの人と価値を満たす人、どちらが豊かな人生を送るのか?
欲望は次なる欲望を生みますから、気持ちは満足することはありません。
価値は人生をより良いものに構築していくので満たせば満たすほど満足されます。
ストレスとお金
「我慢することでストレスになるから、お金を使う」というのはよく分かります。
決済して支払った後、手に入れた戦利品で一瞬の勝利を味わえます。しかし、後で考えるとその戦利品は何のために手に入れたのだろう?と考えてみて下さい。
その大半が、「見栄」や「自分へのご褒美」だったりしませんか?
そして「見栄」や「自分へのご褒美」が必要なのは、別のところにあったります。
それが、親子関係がうまくいっていないとか夫婦関係が良好ではないという場合です。
私も、夫婦げんかをする度に高額なものを決済していました。
価値観とお金
結局は、お金は「自分や家族にとって価値のあるもの」に使うことが一番良いのです。価値観にお金を使うことで、人生の満足度も上がるし、お金も貯まります。
多くの場合は、自分自身の価値観が分からなかったり家族と価値観を共有できていなかったりするため、何にお金を使ったら良いのか分からず、欲望が刺激されるままに散在してしまいます。
私も自分自身の価値観が分からないときは、見たもの触ったもの興味あるもの全てが気になっていました。
心から満足できる時間を増やす
最終的に、心から満足できる時間を増やすことで、何も手に入らなくても充実した人生を送ることができます。
理想は、自分が心から満足できることに時間を忘れて没頭し、その結果お金をもらうこと。それができるようになると、人生の質が格段にアップします。
欧米では、自分の可能性を100%生かして働くことにシフトしているようです。
資本主義のゲームに巻き込まれ不毛な人生を送らないように、自分自身の価値観と可能性を見つけてチャレンジしたいですね。
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