魔のお金の感覚

自分では節約を頑張っているつもりでもなかなかお金が貯まらない、
そう思っていませんか？

もし、「イエス」かな？と思い当たるならば、以下の二つの質問に答えてみて下さい。
きっとその訳が分かるかもしれません。

質問1

近くのお店に１０万円のスーツがありました。とても素敵だったので買うことを決めました。
しかし、隣駅の店では９万８０００円で売られているという情報を得ました。
あなたは、このスーツを近くのお店で１０万円のスーツを買いますか？
それとも、隣駅の店まで行って、９万８０００円のスーツを買いますか？

質問2

近くのお店に２５００円のお皿がありました。とても素敵だったので買うことに決めました。
しかし、隣駅の店では５００円で売られているという情報を得ました。
あなたは、このお皿を近くのお店で２５００円で買いますか？
それとも、隣駅の店まで行って５００円でお皿を買いますか？

さて、どういう答えが出たでしょうか？

お金がなかなか貯まらない人は、

質問1では、近くのお店で買い、質問2では隣駅の店で買うと答えたのではないでしょうか？

質問1と質問2の近所のお店と隣駅のお店の差は、どちらも２０００円。
しかし、一般的な感覚として、質問2の２５００円が５００円になる差は大きく、
１０万円が９万８０００円になる差は小さく感じます。

これが魔のお金の感覚です。

この感覚にいつまでも気が付かないでいると、つい、ムダなお金を使ってしまいます。

例えば５０００万円の家を購入した後は、数十万円の家具なんて安く感じませんか？
３００万円の車を購入した後は、数万円のオプションが安く感じませんか？

人の感覚として、大きな買い物をした後は、普段ならとても買わないような、数万円、数十万円するものを買うことに全く抵抗がなくなります。

しかし、大きな買い物をして半月もすると、数十万円の家具や数万円のオプションはよっぽど必要なものでない限りは買うのをためらうのではないでしょうか？

数千万、数百万とまで行かなくとも、
５０００円くらいの買い物をした後で、５００円は安く感じませんか？

それが積み重なると、節約しているつもりが全く貯まらないということになるのです。

大きな買い物をした時のお金の感覚に騙されないように☆

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