昨日、暗い顔で帰宅した子ども。
「もうSちゃんとは遊ばないから」とぼそっと言って機嫌が悪い。
「どうしたの?」と聞くと、
「学校行きたくない」と言って顔を真っ赤にして涙をながしました。
事情を聞くと、学校の帰り、みんなで鬼ごっこをしたけど、自分だけ誰にも追いかけられず、無視されていたいたようで、それが悔しくて泣いていたのでした。
うちの子は5年になってから仲間外れされることが多くなり、バス遠足などでは、一人だけ孤立。
寂しい思いをしてきました。
5年生でいじめられ、孤立化した理由
うちの子は、2年の終わりに転校してきた転校生ですが、2年、3年、4年とお友達がいて、孤立化することはありませんでした。
しかし、5年生になって突然の孤立化、仲間外れ。そしていじめとも取れるようなクラスメートの態度に、クラスでぎくしゃくすることが多くなりました。
その理由の一つが、4年生の時に仲の良かった子から嫌われてしまったことがあります。
今回の、鬼ごっこで仲間外れにしたグループの中心的存在のSちゃんとは、4年生の時は仲が良く、うちの子は、面白くて頭の良いSちゃんに憧れ、ついて行っている状態でした。
しかし、5年生になって事態は急変。4年生まで仲良しだったSちゃんがうちの子を避け始めたようなのです。
自然学校の時のグループ作りでも、仲の良い子同士がグループになるから、うちの子はSちゃんと一緒のグループに入るつもりだったのが突然つまはじきにされ、孤立化してしまいました。
バスの席を決めるときも余ってしまい、ショックを受けていました。
夏休み前の盆踊りの時も、一緒に行くメンバーから外され、どうお願いしても、「私は分からないから、他の子に聞いて」とあしらわれていたようでした。
子どもから、Sちゃんに嫌われている状況を聞いて、何度も
「大事にしてくれないお友達とは仲良くしない方が良いよ」
「Sちゃんは、最近別の子たちと遊んで、あなたを避けているから、わざわざその仲間に入らなくてもよいんじゃない?」
と言っても、うちの子は、Sちゃんの頭の良さと面白さに引きつけられて、4年生の時のように一緒に遊びたがっていました。
まるで、片思いしている乙女の恋愛ですね、これって。
こうやって、同姓のお友達とのやりとりで恋愛の予行練習をしているような感じですね、思春期の子どもは。
仲間外れにして、いじめの中心的存在のSちゃん
Sちゃんは、頭が良くて、面白く、クラスでも目立つ存在。3人姉妹の末っ子です。
Sちゃんは、大人に気に入られようとか、目立とうとかという気持ちは人一倍強く、のんびりしている一人っ子のうちの子とは、性格が真逆。
大人の顔色を見て、態度や発言を変える術は、小学5年生とは思えないほど、ませています。
大人の中で策略を練るという環境にないうちの子はSちゃんにとってはまどろっこしくて相手にするような存在ではないのでしょう。
Sちゃんは、うちの子以外にも嫌っている子に対しては、冷たい態度をとったり、遊びのグループに入れても、無視したりするようなことが多いようです。しかし、先生の前では面倒見の良いような行動をとっているようなのですね。
小学5年生にして処世術を身につけたSちゃんは、将来大化けして、社会的に大成功するかもしれません。
それだけ大物の風格も備えているようなのです。
いじめをする子、いじめられる子
Sちゃんのように、弱いものいじめをする子は、心の中に、親や兄弟からのプレッシャーや愛されたいのに愛されない寂しさ、何とも言えない無力感を抱えているのかもしれません。
4年生のとき、一度、Sちゃんがうちの子に「お母さんはいつもお姉ちゃんの面倒ばかり見ていて、寂しい」と告白したこともあったようでした。
Sちゃんにとって嫌いな子は、うちの子を含め、他のクラスメートなど、たくさんいるようです。
そしていつも誰かとひそひそ話で、他の子の悪口を言っているようです。
しかし、彼女が一番嫌いな人は、実は自分自身のことかもしれません。
わざわざ、クラスメートが悲しんだり、イヤな思いをするのを面白がるサディスティックな性格は子は、実は自分を一番嫌っているのですよね。。
今朝もうちの子が、「学校行きたくない」と言うので、「Sちゃんと関わらなきゃいいよ」と言うと、Sちゃんとはどうやら同じ班で、イヤでも顔をつきあわせなくちゃいけない状況のよう。
だから言ってやったのですね、
「Sちゃんに面と向かって聞いてみな、『Sちゃんてさぁ、いっぱい嫌いな子クラスにいるけど、本当は自分のことが一番嫌いなんじゃないの?』って。もの凄くイヤな顔すると思うよ」
うちの子は、「そんなこと怖くて言えない」と言って学校へ行きました。
子どもがいじめにあったら、親ができること
子どもがいじめにあったら、親ができることはあんまりないと思うんですよね。せいぜい3つくらい。
一つは、子どもの味方になること
二つ目は、子どもを大事な子だと改めて強く伝えること
三つ目は、嫌われたなら、その子とは距離を置くこと、
そして、この経験は今後、社会にでたときの処世術として、または恋愛したときのノウハウとして、自分の中に蓄積してもらう。
そうやって、親は子どもが独り立ちした時に、できるだけ大きく転ばないように練習する機会を与えてあげる。
そして子どもに、「一番大事な存在」だと伝え、自分を大事にする心を育ててあげる。
これが今、私が親として子どもにできる、子どもへの最大の愛情かなと思っています。
いじめられて、仲間外れにされて、孤立化するのは確かに親としても心が痛い。
だけど、それ以上に、与えられた経験を将来に生かす、知恵と心を育む。
そして、安心して巣立っていけるように見守ってあげることが大事かなと思っています。
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