この4月から中二になる子どもの学校で今年、職業体験の授業があります。
中一から月一くらいで学び、どの職業を体験したいかの希望を第三希望まで出し、今年はいよいよどこかの職場で一週間仕事をする予定です。
職場体験は素晴らしいのですが、私としては、もう少し突っ込んで「お金」と「働く」を結びつけて教えて欲しいというのが本音のところ。
しかし、なぜか学校は「お金」に関してはアンタッチャブルなところがありますから期待するところではありませんね。
それでも、中学生のうちから、お金の使い方はもちろん、お金を手に入れる方法にも関心をもってもらいたいなどと思っていたら、良い本がありました。
それが「おカネの教室」という本です。
「おカネの教室」を中学生の必読書にしたい、3つの理由とは?
「おカネの教室」
この本は、20年のキャリアを持つ経済記者によって書かれたもので、ご自分の3人の娘たちに「面白い物語を読んでいるだけで、お金や経済の仕組みが分かる本を読ませたい」と思い立ち、7年かけて書き上げたようです。
理由1、物語の設定と展開がグッド
中身はとても平易ですが、ワクワクしながら経済の仕組みについて深く学べます。
中二の男の子が、希望のクラブに落選。仕方なく「そろばん勘定クラブ」に入部することになります。
「あなたのお値段はおいくらですか?」
主人公が顧問のエモリ先生から初対面で質問され、そこから話は転がっていきます。
時代遅れの「そろばん」と「自分の値段」この先を読まずにはいられないほどワクワクしますよね?
理由2、大人が読んでも興味深い
エモリ先生は、お金を手に入れる方法は6つあるとを教えてくれます。
1,かせぐ
2,ぬすむ
3,もらう
4,かりる
5,ふやす
6,???
1の「かせぐ」と2の「ぬすむ」の違いから始まり、「役に立つ仕事」「役に立たない仕事」など大人が読んでも興味深い話が続きます。
そして最後の6つめが知りたい。
最後まで引っ張ります。
理由3、経済の知識が多岐に渡っている
本の構成は、4月から9月までの授業形式。
授業の内容は、リーマンショック、投資信託、株式投資、仮想通貨、戦争、GDP、格差社会など盛り込まれています。
宿題は「借金100万円」なんていうのもあって、とても奇想天外。
職業とは何か?仕事とは何か?
今までは、普通に働いていれば普通の暮らしができました。
しかし、その普通だと思っていた常識がガタガタと崩れ、労働収入だけでは、生活できないという人たちが増え続けています。
「自分で稼いだお金」だけでやりくりしていくのは至難の技。
お金を手に入れる方法はたくさんあるのに、「稼ぎ」だけにこだわってしまうと、窮屈な生活を強いられてしまいます。
子どもが社会人になる10年後、日本はどうなっていくのか、職業体験で実施される職業は将来あるのか?それすらも疑問です。
そのために、やっぱり今のうちから、「お金」や経済システムについて子どもには関心をもってもらいたいと言うのが私の願い。
春休みには無理やりでも「おカネの教室」を読ませます。
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