「英語すら話せないのに、多言語なんてムリ」
今後も日本から出るつもりは無いし、別に困ることもないから日本語だけ使って問題ないと考えていました。
しかし、子どもが今年から中学に進学するにあたり、そうもいっていられない状況になっています。
どうやら、うちの子のお友だちのほとんどが幼稚園くらいから英語教室に通っていて、英語で簡単な会話くらいはできるというのです。
わが家は英語に関しては昨年NHKのラジオ基礎英語で頑張ってもらおうとやらせたのですが、結局夏休み前に挫折。
それから私も英語にはノータッチ。
見て見ぬふりをしてきたのです。
しかし、国内の日本人の人口が減少し外国人が増え続けているという情報など耳に入ってくると、子どもが将来日本の会社に就職しても、上司や同僚が外国人だったり、パート先の上司や同僚も外国人だったり、隣に外国人が引っ越してきたり。
もしかしたら外国人とつきあったり結婚したりするかもしれません。
日本語しか使えないというのは肩身が狭く、きっと不自由な生活を強いられるのではないか?
と心配になってきました。
子どもが大人になる頃(10年先くらい)には、英語ができないと就職できないになるかもしれませんし。
英語に対して危機感を感じていた先日。
私よりも明らかに年輩の方が、6カ国語話しているのを聞いてびっくりしました。
どうやら彼女は、30歳を過ぎてから英語の他、中国語やロシア語などの多言語をマスターしたようなのです。
しかも、学校で英語したときよりも楽に習得できたと言っていました。
大人になっても楽に語学をマスターできる?
半信半疑で彼女に多言語のコツを聞いてきましたのでご紹介します。
英語ですらできなかったのに、なぜ多言語を習得できたのか?
学生時代、英語を一生懸命頑張ったけど話せなくて軽いコンプレックスになっていませんか?
私は、学生時代かなりの時間と労力を英語に割きました。
そのためテストは何とか点数がとれるようになりました。しかし全く英語がしゃべれないのです。
帰国子女だった子は英語を必死に勉強しなくともペラペラ話せてとても羨ましかったという記憶があります。
その後も大学受験に向けて必死に頑張った英語は社会人になってからほとんど活かされるチャンスもなく、「日本語だけでもまともに話せるようになろう」と心に誓っていたのです。
多言語話者である彼女は、多言語をマスターした方法を学校での勉強と全く違うやり方だったと教えてくれました。
言葉をメロディとリズムでとらえる
多言語をマスターしている人たちは、必死で勉強したからできたわけではないようです。
彼らは、言葉を単語や文法として学ぶのではなく、メロディとリズムから入って覚えたと言っていました。
日本語や英語、フランス語、ロシア語、その他語学にはリズムがあります。それをイントネーションと呼んでいるのですが実はメロディです。
外国語を聞いて、何語か判断するときに一つ一つの単語から判断しているわけではなく、その言語の持つ独特のメロディから感覚的に判断しています。
中国人なのか韓国人なのか、街ですれ違っても分からないのですが話している言葉のメロディやリズムでとっさに「中国語のメロディが聞こえてきたから中国人」だとか「韓国語のメロディだから韓国人」とか。
その言葉独特のリズムってありますよね?
そのメロディの違いが分かることが、多言語マスターの第一歩のようです。
言語習得にテストは不要
英語と聞いたら、テストや試験を連想しない人はほぼいないのではないでしょうか?
英語のできる人は成績が良く、良い大学にも合格していました。
大学受験では英語の点をどこまでのばせるかが合否の鍵になっていました。
しかし、そうやって必死に勉強した英語を使って仕事に生かしている人はほぼいませんし、英語ができたからと言って外国人たちと流ちょうに英語で会話している人もあまりいません。
どうやら言語習得にテストや試験は不要だったようです。
だったらあの必死に勉強した日々は何だったんだ!!
私の青春を返して~!!
って叫びたくなりました。
語学に向き合うのではなく、人に向き合う
英語に限らず語学の勉強ってまずは、単語を覚えたり文法を理解することが大事だと言われています。
私はその方法が外国語をマスターする近道だと信じていました。
しかし、そのやり方は効率が悪く、何時間あってもマスターできないようです。
多言語習得のコツと具体的な勉強方法
シャドウィング
シャドウィングとは、ネイティブの話しているすぐ後から、まるでエコーのようにネイティブの言葉をマネして発音していくことです。
単なる単語を繰り返すのではなく、ちゃんとした文のあとに続くように話します。
まずは日本語でも意味のわかる外国語の文をネイティブの後から続けてしゃべってみましょう。
このエクササイズは、同時通訳などの訓練でも使われている方法だそうです。
瞬時に他国語に変換するエクササイズ
日本語では、言いたいことがちゃんとあるのに、外国人を目の前にして外国語に変換できない、ということはありませんか?
言いたいことを外国語に変換するのは、練習なしにはできないようです。
エクササイズとして何度も練習して、とっさにその言葉を語れるようになるまで何度も繰り返すようです。
チャンネルを切り替えるように頭の中の言語を切り替える
演歌を歌っていたかと思ったら、オペラを歌ってみたり、歌謡曲を歌っていたかと思ったらジャズを歌ってみたり。
チャンネルをカチカチ切り替えるように、言語を切り替えていく。
その感覚で複数の言語を切り替えてマスターしていくようです。
多言語を習得するのは大人になってからでもできる
大人になって多言語をマスターした有名人に、日産社長のカルロスゴーンがいます。
彼は、アラビア語、フランス語、英語、スペイン語、ポルトガル語の5か国語を話せ、今では日本語も話せるようになったようです。
ゴーン氏は、45才くらいの時に日本に来て17年ですが、その間に日本語もマスター。
ゴーン氏の例は、暗記や文法理解などに頼らない方法であれば、45才以上でも語学習得は可能だという証拠です。
しかも、多言語習得は複数マスターすればするほど新しい言語の習得までの時間が短くなっていくようです。
暗記とテスト、学校英語がもしかしたら語学マスターの最大の障害かもしれませんね。
私の青春を返してもらいたい。
きぃっー!!
⇒多言語の習得はこちらが参考になります。
SLA(武器としての多言語習得)
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コメント
こんにちは、ブログ拝読致しました。
私もポリグロットを目指しているものです。これまでに英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語などを学び(どれも習得したとは言えませんが)、現在はイタリア語を学んでいます。
よく言われることですが、言語能力には4能力あり、読む・聞くのインプット2つと、書く・話すのアウトプット2つです。
シャドーイング云々やメロディ・リズム云々はだいたい相手の言っていることが理解できるという、聞く能力のある程度まではカバーできると思いますが、細かなニュアンスや正確に言いたいことなどは理解できません。やはり、文法と単語は最低限知らないと応用がききません。それができてからこそ、シャドーング云々などの話だと思いますが・・・ ゴーン社長が日本語の論文をどの程度書く事が出来るでしょうか?
結局、○○言語を習得できたといっても、どのレベルまでなのか、というのが問題になるのではないでしょうか。欧州言語レベルにはA1からC2まで6段階ありますが、習得できたと言えるのはやはりB2やC1レベルになって初めて言えるのではないでしょうか。
うさきパパさん
コメントありがとうございます(*^_^*)
うさきパパさんは、ボリグレットですか!
次元が全然違います(汗)
確かに文法必要ですね。
ただ、先に文法ありきだと言語嫌いになる人が多いようです。
ざっくり覚えて徐々に細かいところで意味や法則を学んでいくようです。
彼女は日常会話レベルみたいです。
語学マスターは上限がないのでその人が使うところまでできれば、その人にとってできると言えるのかもしれません。
ゴーンさんも日本語で論文読む必要があれば、やるかもしれませんが、ゴーンさんにとって日本語で論文読むレベルをマスターするより、たくさんの日本の社員や同僚と日本語で会話できる方が有益なのかもしれません。
人それぞれですね。
私は、まずはかんたんなやりとりができるところを目指したいです。
子どもは本人が希望すればホームステイとかさせて世界中の子とお友だちになって欲しいですが、望まなければそれでも良いと受け入れたいです。
まだ手探りです。
うさきパパさんみたいに自由にたくさんの言語話せるの憧れます(*^^*)