「専業主婦です」と答えて、相手から見下されていないだろうか?という心配をしたことはありませんか?
「専業主婦」は、社会的なスキルが無いとか税金負担が少なくてお荷物だとか、働いていないから損してしまうとか。中には「バカだ」と言う人もいて、良い評価を頂くことがほとんどありません。
確かに、家事や子育てを頑張ったところで誰からも評価されることもなく、こんなことをいつまでもやっていても年齢と共に社会復帰が難しくなり、最終的には葬り去れてしまうのだろうか?という不安もあります。
だけど、子どもが小さいうちは子育てを優先したいから専業主婦をやらなくちゃいけないジレンマ。
そんな専業主婦に勇気を与えてくれるのが、薄井シンシアさんの「専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと」です。
最初、私は薄井さんの経歴を知り、全く別次元の存在だと思いました。
具体的な経歴をご紹介しますと、
フィリピン華僑の家に生まれ、国費で東京外語大に留学し、その後広告代理店に勤務。28歳で外務省勤務のご主人と結婚。30歳で子どもを出産。このとき「この子を一人前に育て上げることが私の使命」だと啓示を受け、17年間専業主婦に。ご主人の海外勤務に同行して複数の外国に住む。子どもが17歳でハーバード大学に入学。その後、カフェテリアのパートの仕事から現在は5つ星のラングジュエリーホテルに勤務。
「専業主婦」というカテゴリーを除けば全く私とは違う人生。参考になることも無いかなと思ったのです。
しかし、本を読んでびっくり。「専業主婦」という仕事の可能性を感じましたし、参考になることばかりでした。
薄井さんは、専業主婦を「キャリア」としてとらえて、仕事としてやり切っており、その経験が現在のお仕事につながっていると言います。
専業主婦としてやっておくべき8つのこと
専業主婦としてやっておくべき8つのことについては、目次の中にもある通り。
1,専業主婦を長い人生の中のキャリアとして位置づける
2,家庭は一つの会社。ビジネスとして捉える
3,一つのことを基礎から徹底的に学んでプロフェッショナルになる
4,短期間のちょこちょこ勉強をやり続ける
5,PTA、地域ボランティアに参加する
6,目標を達成することで、自分で自分を評価し、自信をつける
7,「見た目」を維持する
8,就職して働くための準備と心構え
特に「2,家庭は一つの会社。ビジネスとして捉える」は、「家庭を会社のように運営する」と考え、価値あるものにお金を使う努力をして、赤字にならないようにキチンと管理。お金が足りないときは節約とクリエティビリティで乗り越えてきたようです。
元々家事は苦手だったからこそ、努力して「プロ」として専業主婦をやり切り、子育ても頑張ったのだそうです。
子育てで母親は育つ
「「子育て」が今の私を作った」と薄井さんが振り返るように、子どもとの濃い時間が、専業主婦としてのキャリアに磨きをかけてくれたようです。
子どもが家を離れたとき、役に立った「やっておくべき8つのこと」全てに子育て経験が生かされています。
1人の子どもを一人前に育て上げることは、収入にはなりませんが自分自身の自信とキャリアにつながるのだなと実感した次第。子育ては子どもの心とつきあいながら、自分自身も成長できるとてもスペシャルな経験なんです。
専業主婦という期間は立派なキャリアだ
よくよく考えると、専業主婦という仕事は、その一つ一つがお金をもらえる価値のあるものばかり。
例えば、家事代行。家事をする時間の無いビジネスマンに掃除やお料理を提供してお金を頂けます。家事代行は、今後、共働き家庭や結婚しない男性にとって高いニーズが出てくるでしょう。
実際、地元の求人に「経営者の家事」の仕事が出ていました。
労働時間が1日4時間くらいで、月額20万円ほどありました。
ベビーシッターも子育ての経験があれば、仕事を優先するキャリアママたちの間で需要があるでしょう。
更に、家族へのホスピタリティの精神は、高級ホテルのホスピタリティと通じています。
これだけ見ても、「専業主婦」ほど社会的にニーズの高い仕事はありません。専業主婦として、今、目の前にある、洗濯物の山や駄々っ子のお世話、お風呂掃除等にすら、キャリアとしての仕事。自信が沸いてきますよね。
「専業主婦は2億円以上儲かる」仕事になる日が近いかもしれません。
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