日経平均が23000円を25年ぶりに上回ったようです。
先日の衆議院選挙で自公民が圧勝。
更に先日は、「お給料の3パーセント上げ企業にはご褒美出すよ」というお達しまで。
材料がそろったので、消費税は予定通り来年10%に増税されるのは決定です。
既に2019年10月1日(平成31年10月1日)に施行されると決まっており、下記のような資料もあります。
画像元:国税庁
消費税の増税分、収入も20%くらい増えれば文句は言いません。
しかし、それは多くの人にとって簡単には望めないのではないでしょうか?
更に、社会保障が安定し老後も年金が30%くらい増えて安泰ならば、消費税10%でも大歓迎です。
しかし、それもほぼ不可能でしょう
「消費税は10%でも足りない」という偉い方もいて、「今後は30%くらいに上げよう」ということを平然と言う偉い方もいます。
消費税増税なんて、罪もない人たちに経済的な制裁を与えるようなもの。
誰も望んでいないのに強行してしまう人たちに怒り心頭です。
さて、今後増税に苦しまないために今から準備しておきたいことを上げてみました。
消費税が増税されてもビクつかない家計にするための5つの自己防衛策
過去の3回の増税にもあったように、消費税が増税されると同時に、生活に必要なものも値上げされています。
消費税アップのタイミングで、調味料や穀類などの食料品からバス、電車、タクシーなどの交通費など諸々のサービス料まで微妙にアップしていきます。
そのため、今までカツカツで生活してきたならば自己防衛しっかりやっていきましょう。
1、支出を10%減らす工夫をする
買い物するだけで税金がかかるなら、買い物なんてしたくありませんよね。
ならば、この機会に税金分の10%の買い物を減らす努力をしてみましょう。
カツカツの生活費なら、更にカツカツになるかも知れませんが、家計の10%に当たる固定費があるなら、その分をばっさりとカットするのも良いかも知れません。
うちは、子どもの教育費に今後メスを入れていく予定です。
2、非課税枠で資産を運用しておく
今後、全ての消費に関して少なくとも10%以上の税金がかかります。
例えば、学費としてお金を貯めていたなら、その学費に10%の税金がかかってきます。10万円(税抜)の学費が11万円(税込)。
予定していた分よりも10%多めに用意しておく必要があります。
稼ぎを増やして毎月の貯蓄額を増やせるならそれに越したことはありません。
しかし、労働力でまかなえないならば「投資」も選択肢の一つとして検討してみましょう。
「投資」するなら、損はしなくように。少なくとも10%以上のリターンを見込める安全で確実な方法を取りましょう。
そこで、税金のかからない、「つみたてNISA」はかなりおすすめです。
長期にわたって投資するのは、どんなに優れた投資手法よりも最強なのです。
時間を味方につけた投資を今すぐ始めましょう。
3、収入アップのための稼ぎをする
収入アップのために即、効き目があるのが「稼ぎに出る」ことです。
スーパーのレジやコンビニのバイト、宅配便のバイトなどすぐにでもできる仕事はあります。
しかし、子育て中だったり介護している場合、「外に出て働くのはちょっとムリ」なら在宅ワークはおすすめです。
すきま時間に家で仕事ができるので、日中、まとまった時間がとれなくても、急な家の事情で仕事を休んだり遅刻したりしても誰にも迷惑がかかりません。
報酬の高い仕事は限られますが、在宅ワークの仕事もたくさんあります。
報酬の高い仕事を受けられるスキルを身につけ、なおかつ仕事も紹介してくれるサービスもあります。
4、食料の確保
お金よりも大事なのが「食料」の確保です。
作物の採れる土地を持っていれば良いのですが、田舎でも無い限り農業のできる土地なんてなかなか手に入りません。
手入れも大変です。
田舎に親戚がいれば大事にしておきましょう。
親戚もいなければ、田舎に知り合いを持っておくことです。
今すぐに見つからなければ、田舎とつながれるようにアンテナを張っておきましょう。
更に、来年4月には、今まで安くて質の高い穀物を確保できていた「種子法」というものが改正されます。
「種子法」の改正により、お米などの値段がじわりじわりと上がる可能性もあります。
既に、外食チェーン店などは、お米の割合を低くして雑穀米を取り入れるようになってきていますし、コンビニのおにぎりなども値上げされているようです。
5、家族や知り合いとつながっておく
一人で頑張ることほど非効率なことはありません。
これまではある程度のお金と住まいがあれば、老人ホームなどのお世話になることもできました。
しかし、最近の老人ホームのサービスはどんどん劣化しているようです。
支払うお金によってサービスの質に差が出ていますので、お金がなければ待遇が悪いということも覚悟しなければなりません。
ならば、老人ホームのような施設で知らない人に介護してもらうよりも知っている人に介護してもらった方が良いし気持ちも楽ですよね。
今から一人で頑張るのは止めて、何かしらのつながりをもったコミュニティに属しておいた方が良さそうです。
消費税の増税で思うこと
お金で全てを解決しようと思ったら、かなりの額がかかります。
「世の中のほとんどのことはお金で解決する」と言った起業家がいましたが、それはお金をたくさん持っている人や稼ぐ力のある人ができることです。
全ての人が資産家だったりお金を稼ぐ力があるわけではありません。
お金を稼ぐことは、ある人たちにはとても楽しいことであるかもしれませんが、ほとんどの人たちにとっては、「我慢料」と思えるくらいに苦痛だったりします。
最近では、70歳くらいになっても働いている人たちをお見かけします。
一生涯現役というらしいですが・・・
熱い日差しの中、若い人たちに混じって工事現場で真っ黒になって働いていたり、飲食店で立ちっぱなしで早朝から深夜まで働いていたり。
70歳で、若い人たちと張り合うくらいの体力と気力が残っているかどうか、自信ありません。
特に年を取ってから1人で頑張ることはとてつもなく大変なこと。
今のうちから人とのつながりを大事にしていきたいですね。
人と人とのつながりは、お金以上に大切だと考えています。
昔の話になりますが、、、
つい、4~50年前は日本でも大家族が当たり前でした。
三世代同居なんて普通でしたから。
私の周りでは四世代というおうちもありました。
それが今では、家族はばらばらに住んで当たり前で、成人して親と同居しているようならば、「寄生している」とか言われて良いイメージを持たれないようになってきました。
だけど、それってもの凄く不経済だなと改めて思ったのです。
消費税増税に備えて、経済力をつけるよりも結束力をつけよう
増税がまかり通るこれからの時代は、経済力つけるよりも家族や人とのつながりですね。
これが有るのと無いのとでは、人生の質がまったく違ってきます。
お金稼ぐことにだけ目を向けていた自分がなんて寒々しかったのかと過去の自分に対して反省もしています。
消費税が増税されることは絶望でもあるけど、「お金」以外の本当に大事なものを改めて認識する良いきっかけになったのかもしれません。
人との結束力が堅くなると、ムダな消費もなくなるから増税されても痛くもかゆくもなくなる。
そういう時代になっていくのかもしれませんね。
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