驚愕!40%も値上げ?電力自由化の仕組みを上手に利用して電気料金を下げよう

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電力自由化が目前に迫って参りました。

電気料金の値上がり率がここ数年で一気に40パーセントもアップしたのは東京電力。

下記の図は東京電力が公開している資料ですが、その値上がり率にドン引きしました。

電力自由化
(クリックすると拡大します)

出典元:東京電力

上記の図によると、2010年度は電気料金の平均が6222円だったのに対し、2015年は8562円に。

一ヶ月で2500円もアップ。一年に換算すると3万円くらい高くなっている状態です。

こんなに値上がりしていたなんてびっくりですね!

家計も圧迫されて苦しいわけです。

電力自由化を利用して電気料金を下げるチャンス

電力自由化とは言うものの、一体どんな仕組みでどうなっていて、どこで何を選んだら一番お得なのか?さっぱり見えてきませんよね?

確かに、今は資本力のある会社が圧倒的に有利。なぜなら広告宣伝費をバンバン使えるので、自社を魅力的にアピールすればお客が取れる状態ですから。

しかし、賢い家計を営むご家庭は宣伝の力に惑わされずにお得な契約を結びたいもの。

電力自由化でお得に電気料金を節約しましょう。

電力自由化の仕組み図解

電力自由化の仕組みはイマイチ分かりにくいのですが、基本的なことを押さえておきましょう。

経済産業省の資源エネルギー庁に掲載されている図解です。

電力自由化の仕組み

出典元:資源エネルギー庁

電力ができて、家庭や会社に届くまでに、「発電」→「送電」→「小売り」という順で私たちの元に届いています。これまではこの一連の流れは地域独裁体制で電力会社ががっつり抑えていました。

しかし、今後は、「発電」と「小売り」の部分が自由になると言うもの。

「送電」部分は今まで通りです。(「送電」部分は2018年あたりに自由化になる予定)

電力自由化の基本

これまでは、電力会社は地域独占状態だったため、住んでいる地域ごとに、どこの電力会社を使うかの選択権は利用者にありませんでした。

しかし、電力自由化によって電力会社を選べるようになります。

参入してくる電力会社も多数あり、これまでより安くなる可能性があります。

しかし、電力自由化に参入してくる企業も多く、どこが一番お得なのか?全く見えない状態ですよね。

判断基準も全く分からないというのが一般的なご意見ではないでしょうか?

電力自由化と言っても発電所を持っているか?既存の電力会社から電気を買っているか?

電力自由化で参入する電力会社は大きく分けて2種類あります。

  1. 発電所を自社で所有し自社の電力を販売するのか?
  2. それとも既存の電力会社から電気を購入して販売するのか?
  3. それぞれに特徴があります。

    発電所を自社で所有して自社の電力を販売する会社

    石油系の会社とガス会社は自社で発電所を所有しているため、直販できます。

    また、新興電力会社はバイオマスや太陽光、風力、火力、水力など自然エネルギーを利用して発電しています。

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    既存の電力会社から電力を購入して販売する会社

    通信会社は発電所を持たないので販売する電力は、既存の電力会社から電気を購入して販売します。

    ソフトバンクは、3.11の原発事故の後、太陽光エネルギーに参入しました。しかし今回の電力自由化では東京電力と組んで、東京電力の電力を販売します。

    KDDIは各地の電力会社から電力を購入して販売します。

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    通信系の会社の電力は、スマホや携帯とのセットで販売するセット割りを取り入れているようですが、他の先進国では成功例がないようです。
    (プレジデント正月特別版より)

    ケイオプティコムは関西電力グループの通信会社ですが、関西電力からは電力を購入せず独自に調達する見込みのようです。

    ジュピターテレコムは、住友商事グループの心電力会社でサミットエナジーより電力の供給を受けて販売するようです。

    鉄道、旅行、小売り産業も電力販売に参入しますが、自社で発電所を所有していません。

    再生エネルギーを利用して販売するコープさっぽろ、また、再生エネルギー子会社の電力を販売するHISなどは、クリーンな電気を意識した電力を販売する予定です。

    電力自由化で電気料金を下げるポイント

    電力自由化によって電気料金を下げるポイントです。

    使う量によって損得は違う

    一戸建てと単身者向けマンションでは使用する電気の量は大きく違います。

    使用電力が多いご家庭は割引率が高く、電力自由化の恩恵を受けて電気料金が大幅にダウンする可能性が大きいです。

    電気料金が元々安い地域は参入業者がほとんどいない

    北陸地方は水力発電による電力供給のため、電気料金が全国的に見て割安です。

    なので、現行の電気料金より安くできる業者がないため参入業者があまりありません。

    申し込み方法で変わる

    平成28年1月より申し込みは始まっていますが、ネットで申し込むことで割引になったり、最大5000円のキャッシュバックがもらえたりします。

    電力自由化による不安や心配、疑問

    電力会社によって電気の品質に差や違いはあるの?

    どこの電力会社の電気も電気の質は同じです。電気そのものの品質は同じです。

    新規の電力会社の電気の電力が弱くとか、電気が暗いとかそういうことは一切無いようです。

    電力会社はどうやって乗り換えるの?

    申し込みしたい電力会社に申し込むだけで新しい電力会社との契約が始まります。
    現在契約している電力会社の解約手続きやメーターの設備の手配など必要な手続きは新しく契約した電力会社が行います。

    申し込んでからどれくらいで新しい電力会社の電気が始まる?

    スマートメーターを取り付ける場合は2週間くらい、設置済みの場合は3日くらいで新しい電力会社の契約が始まります。

    乗り換えにかかる費用は?

    乗り換えにかかる費用は基本的には無料です。契約時に事務手数料がかかる会社もありますので事前に確認しておいた方が良いですね。

    停電になったらどうする?

    地域の一般送配電事業者が対応します。

    電力会社が発電できなくなったら

    新規に契約した電力会社の電気が供給されなくなっても、電気は止まることはありません。他の発電所が追加的に発電するなどしてバックアップ体制ができています。

    電力会社が倒産したら??

    電力会社が倒産した場合は、消費者保護セーフティネットが設けてあるので、電気は止まりません。
    地域の電力会社のプランが自動的に適用されることになっています。

    電力自由化のまとめ

    現行ではまだまだ疑問が残る制度ですが、2016年最大のイベントであり、節約のチャンスです。

    東京電力がこの5~6年で40パーセントも電気料金を上げていたのは驚きですが、電力会社のマイナスを電気料金に上乗せできる制度もついでに見直してほしいですね。

    それでも長年続いた、地域独裁のいびつな制度が崩れて契約者にもっとお得になっていくことを願います。

    電力は賢く選んで、クリーンな未来を作りたいですね♪

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