日本で購入できるインデックスファンドの種類は、2018年4月現在で「400近く」あります。
その中から、「何を選んだら良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、失敗しないインデックスファンドの選び方と積立投資におすすめのインデックスファンドについてご案内します。
失敗しないインデックスファンドの選び方
インデックスファンドはコスト安が売り。金融のプロ達が口を揃えて「手数料ができるだけ低いモノを選びましょう」と説いています。
そのため、投資を始めたばかりの人たちの間では、「そうか、手数料はできるだけ安いのが良いのだ」という考え方が浸透しつつあります。
運用会社、各社でも安さを競い合っている状態。採算度外視で、その教えを信じている層(投資の初心者)を奪い合っているのです。
しかし、安さだけで選んでしまうと、怪しいファンドが入っていたり、リターンが少なかったり。結果的に「安物買いの銭失い」になってしまう危険があります。
インデックス型の安売り競争を続ける投信業界だが、価格以外に訴求ポイントはなく、多くの運用会社で低コストのインデックス型は赤字覚悟の「特売商品」になっている。コモディティー商品である以上、5年、10年後には淘汰・寡占化が進んでいるだろう。「運用業界衰えてインデックス型あり」という状況になれば、それは決して投資家のためにならない。
引用元:「インデックス投信、「安物買い」しないための注意点 」NIKKEI STYLE
インデックスファンド選びに失敗しないために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
ポイント1,購入手数料は無料
積立投資を行う場合、毎月1度、または毎日、頻繁にファンドを購入します。購入する度に手数料がかかると莫大なお金になります。
たとえて言うならば、ATMで手数料を支払いながらお金を積み立てるようなもの。
ですから、積立投資では、購入時の手数料が無料のファンドというのが鉄則です。購入時の手数料が無料のファンドは「ノーロード」と呼ばれています。
ポイント2,分散投資が基本
多種多様に見えるインデックスファンドですが、実は地域と金融商品で、大きく分類できます。
地域は、日本と海外。海外は先進国と新興国。
金融商品は、株式、債券、リート(不動産)
これらの指数に連動するファンドが、インデックスファンドであり、地域と金融商品を分散することで、できるだけリスクを抑えながら資産を増やすことができます。
基本的には、下記のような表を使い、自分でファンドを選んではめ込んでいきます。
ポイント3,株式投資メインで選ぶ
ポイント2で、金融商品は、株式、債券、リート(不動産)があると書きましたが、実は債券とリート(不動産)は、長期投資に向きません。
そのため、リターンを多く取るつもりならば、株式投資だけの方が資産形成するなら効率が良いと考えられます。
*参考文献「つみたてNISAはこの7本を買いなさい」
ポイント4,バランス型は選ぶのが難しい
ポイント2で、分散投資をするために、自分でファンドを選んで割合を決めると言いましたが、これがなかなか難しいと思う人もいます。
そこで、最初から分散投資されている「バランス型ファンド」と呼ばれているものがあります。
ただ、このバランス型というのもくせ者で、適当に選ぶとなかなか資産が増えなかったり、損したりすることもあります。
インデックスファンドで、積立投資するならこのファンドだ!
先ほどあげた4つのポイントを押さえた結果、おすすめしたいファンドはコレです。
国内株式インデックスファンド
日本のインデックスファンドでまず薦められるのは「日経TOPIX」です。しかし、このファンドに組み込まれている企業は、東証一部の大企業ではありますが、成長性に乏しく、資産形成を目的としているなら、ファンドととしての魅力はありません。
もし、日本国内のインデックスファンドを選ぶならば、中小企業で成長性のある企業を集めたファンドの方が利回りは良いです。
私がイチオシ日本株式インデックスファンドは、下記です。
SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン
日本の中小企業の中でも成長性のあるファンドを集めたものです。「日経TOPIX」などで積み立てるよりも効率よく資産を増やせるでしょう。
組み入れ銘柄は下記の通りです。
先日購入して、すでに7.07パーセントのリターンを得ています。
先進国株式インデックスファンド
先進国とは、北米、日本、ヨーロッパなど経済的に発展している国を言います。特に、北米はアメリカ合衆が含まれており、世界のトップ企業のほとんどがアメリカに本社があり、グローバルに展開している企業がほとんど。
アマゾン、Google、アップル、Facebookなど、これらの大企業に間接的に投資できるのが最大の魅力です。
中でも特におすすめのファンドは、下記の3つです。
三井住友TAM-SMTダウ・ジョーンズインデックス・オープン
こちらのファンドは、ダウ工業株30種平均株価(円ベース)と連動する投資成果を目指して 運用を行います。ダウ工業株30種平均株価とは、S&P Dow Jones Indicesが米国 を代表する優良30銘柄を選出し、指数化したものです。1896年に 12種平均株価として誕生し、現在では米国株式の値動きを示す代 表的な株価指数として知られ、日本では「ダウ平均」、「NYダウ」、 「ダウ工業株30種」などと呼ばれています。
組み入れファンドは下記の通り。世界を代表するグローバル企業に資産を投資できます。
三菱UFJ国際-eMAXIS先進国株式インデックス
こちらのファンドは、金融庁が選んだ「つみたてNISA」推奨銘柄になっています。日本を除く先進国の代表的な企業の指数と連動します。
組み入れ銘柄は下記の通りです。
SBI-EXE-iグローバル中小型株式ファンド
このファンドは、先進国の中でも今後の成長が期待される中小企業に投資するファンドです。組み入れ銘柄は、2つのETFになっています。
それぞれのETFの組み入れ銘柄は、下記の通りです。
シュワブ USスモールキャップ
米国の成長企業が組み込まれています。
バンガードFTSオールドワールド(除く米国)スモールキャップETF
アメリカを除く国の世界的な成長企業が組み込まれています。
まだ、あまり知られていない企業が多いですが、Amazon級の成長を遂げる企業も含まれているかもしれません。期待が深まりますね。
新興国株式インデックスファンド
新興国とは、中国、韓国、東南アジア、南米、アフリカ、インド、ロシアなどこれから更に発展していく可能性のある国を言います。リスクもありますが、リターンも計り知れず。先進国経済が停滞気味の時は、世界中のマネーが集まり、急激に伸びます。
ブラックロック-iシェアーズ 新興国株式インデックス・ファンド
中国、韓国、台湾、インド、南アフリカ、ブラジル、メキシコ等の代表的な企業の指数をベンチマークしているファンドです。
組み入れ銘柄は下記の通りです。
インドは、人口も増え続けているし、優秀な企業も多いので今後世界の中心的な存在になる可能性があります。今のところ、インド企業が含まれているファンドは少ないので、このファンドは有望です。
三菱UFJ国際-eMAXIS新興国株式インデックス
中国や香港などを本拠地とするグローバル企業の指数をベンチマークしています。
組み入れ銘柄は下記の通りです。
バランス型インデックスファンド
バランス型のインデックスファンドは、実は中身が多様のため、積立投資を始めたばかりの方にはあまりおススメできません。
その理由を下記の記事に書いております。
それでも、もしおススメするとしたら、金融庁が「つみたてNISA」で推奨している下記の2銘柄なら手堅く行けるでしょう。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン投信が販売するファンドです。
このファンド1本で世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資することができます。
私も積み立てています。詳細について下記の記事で紹介しています。
世界経済インデックスファンド
世界の株式と債券に50パーセントの比率で投資しています。
上記の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とよく似た組み入れ比率ですが、手数料が安いので人気があります。
これらのファンドは、セゾンバンカード以外はすべてSBI証券で購入できます。
選ぶのが大変というのならば、高い成績を上げているアクティブファンドをおすすめします。
インデックスファンド並の低コストで、プロのファンドマネージャーが運用するアクティブファンドは、コストパフォーマンスが良いです。
特にひふみ投信はおすすめ。
つみたてNISAでも資金流入が最も多かったファンドです。
私も実際にひふみ投信で利益が出ております。44,7パーセントの想像を絶するリターンを得ています。
インデックスファンドも良いですが、アクティブファンドもなかなかの手ごたえですよ!
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