家計簿を試して10年以上。
おおざっぱな性格でめんどくさがりや、多少の赤字は気にしないどんぶり勘定気質の私が、紆余曲折あった中で、家計簿を続けながら、人生を変え貯金を殖やした方法をご紹介します。
家計簿を続ける続けるコツ
0、人生の価値観を見直す
家計簿を続けられない人の多くは、家計簿は単なるお金の支出の管理だと思っていることです。
お金の支出には、使う人の心や人生が色濃く出ます。
自分自身の価値観や、人生の目的など分からいまま、お金を使うのはとても危険であると認識しましょう。
なぜならば、今は便利で最新のモノやサービスが手元のスマホをポチっとするだけで手に入ってしまう時代。
とても便利な時代ですけど、スマホは、楽天やアマゾンなどのショップのレジを持ち歩いてるようなもの。ポチッとするだけで、いつでもどこでも自分のお金をショップに支払ってお買い物ができます。
目先の欲でポチポチしていたら、あっという間にお金なんてなくなりますし、あまりにも便利で買ったことすら忘れてしまうのです。
よほどの自制心がないと、数百円や数千円が積み重なって大量のお金が出て行ってしまう危険があるのです。
その自制心を鍛えるために必要なのが人生の価値観を見直すこと。
人生の価値観なんてデカいテーマですが、一つ一つの買い物が、自分や家族の価値観に合っているかどうかを家計簿を付けることで確認できます。
つまりですね、家計簿を付ける目的は、家族と自分の人生の価値観を最優先させて人生を充実させるためなのです。
単なるお金の記録では無いと言うことをまずは認識しましょう。
1、お金を使ったら記入するを習慣化する
家計簿をつけるタイミングは、お金を使ったらすぐに記録するのが理想です。
メモ書きでもよいですし、スマホの家計簿のアプリでも良いです。
使い勝手の良いモノに記録していくようにしましょう。
お金を支払った瞬間は、何かの商品やサービスを手に入れた喜びと同時に、大事なお金が出て行ってしまったのです。
買い物して何かを獲得した喜びに浸ったすぐあとに、今、得たモノは今、失ったお金を支払い、自分や家族の価値観を満足させるモノなのか?をとっさに考える癖をつけていきましょう。
多分、なれない間はとても面倒に感じると思います。しかし、お金は便利に使うモノではありません。
面倒なことをやることであえて不便に使う。
そうすることで、ムダな支出がドンドン減っていきます。
2,家計簿をつける時間をキープする
「家計簿が続かない」と嘆く人たちは、家計簿の時間をちゃんと取っていないのでは無いかと思います。
家が汚い人が、掃除の時間を取っていないように、1日のスケジュールの中に組み入れないとなかなか続きません。
例えば、夜8時は家計簿をつける時間と決めたら、毎日夜8時にタイマーをセットして、その時間が来たら家計簿を取り出して1日の支出を振り返る。
習慣化するまでタイマーを使って自己管理しないと家計簿なんて続きません。
お風呂入ることとか歯を磨くことと同じくらい、家計簿をつけることが当たり前になるくらいまで続けましょう。
3,1日の家計簿をつけ終えたら、買い物はしない
1日の家計簿をつけ終えたらそれ以降は買い物しません。
ダイエットで、夜8時以降は何も口にしないというように、夜間にお金は使うモノではありません。
よほど家族の緊急のことでも無い限りは、時間限定、数量限定品を見つけてもスルーします。
4,家計簿は、付けっぱなしではダメ
毎日10分くらい家計簿の時間に当てたなら、その時間は1日のお金の支出の振り返りをします。
そのお金は家族や自分の人生にとってどれくらいの価値があるのか?
問うてみましょう。
5,1ヶ月に1度は固定費の見直しをする
1ヶ月に1度、毎月かかる固定費とムダを見直します。固定費はできるだけ最小限までカットしましょう。
特に気をつけたいのが、月謝や会費。習い事やスポーツジムへの毎月の支払いは本当にその金額と時間をかける意味があるのか?そこに支出したお金が家族や人の人生を豊かにしてくれているのか?
たとえ数百円の会費でも、一年間では数千円。10年も放置すれば数間縁になります。一つ一つ振り返ってみましょう。
6,1ヶ月に1度、翌月の予算を立てる
毎月収入があったら、貯金するお金を差し引き、そこから固定費を引きます。
残ったお金で1ヶ月やりくりします。
このお金を月初に知ることで、どれくらいのペースでお金を使えば良いのかが分かります。
7、自分に合う方法を模索する
家計簿は、手書きタイプとパソコンやスマホで管理するタイプがあります。
どちらが良いかは使ってみないと分かりません。色々試して自分に合う方法を見つけましょう。
何が良いのか?こればっかりは使っている本人にしか分かりませんからね。
人気の家計簿が良い家計簿だと思ってムリして使っても自分に合わず、つけることすらうっとうしくなってきたら潔くその方法は止めて、別の方法を探してみましょう。
私は、レシートを貼り付ける家計簿から手書き家計簿に、そしてその後はすプレットシートで自作の家計簿を作り、その後また手書き家計簿に戻りました。
手書き家計簿を10ヶ月くらい使って、やっぱり自作の家計簿が一番使いやすかったと痛感。来年は自作家計簿に戻ります。
8,心の問題を解決する
家計簿を続けられず、ムダ使いも止まらないならば、心に穴が開いているかもしれません。
財布の穴なら分かりやすいですが、心の穴が開いていると、表面的な努力をしても解決しません。
心の寂しさや空虚感を「買い物する」ことで埋めようとして、依存症になります。
更に、その寂しさや空虚感は「不安」に反応しますから、不安を煽られるとついついその不安を埋めようとして、ムダなお金の使い方をしてしまうのです。
心のどこかに寂しさや空虚感を感じているならば、一国も早く解決することをおすすめします。
家計簿を続けてお金のスキルを上げるとは、自分で自分の人生をコントロールすること
「家計簿をつけるコツっていうけど、コツでも何でもないじゃない、こんなに面倒くさいの??」
そんなショックを受けたかも知れません。
でも、家計簿がめんどくさい、続かないということは、粗末にお金いすぎている証拠。
お金を粗末に扱うことは、自分の人生を粗末に扱うのと同じです。
収入が少ないならば、お金を便利に使わないようにしましょう。
不便に使うくらいがちょうど良く、家計簿つけるのと同じくらい面倒な感覚でお金を使うくらいが良いのです。
特に、少ないお金でやりくりしている中では家計簿つけないと、破産や貧困につながる可能性も出てきます。
そんな厳しい中で家計簿を続けて支出のコントロールが上手になってくると、あら不思議!
自分の人生のコントロールも上手になってきます。
贅沢なものやみんなが持っているはやりのもの、新商品やサービス、便利なモノがなくても、人生は充分に幸せで満ち足りたモノにできると気がつくでしょう。
家計簿を続ける妙味は、自分や家族の人生を楽しむことに通じます。
面倒がらずに頑張ろうね。
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