外貨建て終身保険は、お得な商品なのでしょうか?
金利の高い米ドルや豪ドルなどの外貨で積立をする保険のメリットとデメリットについて、他の商品と手数料を比較してみると一目瞭然。
外貨建ての終身保険を行った末路は如何に??
外貨建ての終身保険にかかる割高なコストがデメリット
以前、保険の見直しをする際に、いくつかの保険の無料相談を利用しました。
どこの無料相談でも、担当のFPが最初にすすめてきたのが「外貨建ての終身保険」でした。
「老後の資産形成に最適なプランです」
「ドル建てですから、リスクヘッジになります」
など、とても素晴らしい商品のようにプッシュされましたから、私も気持ちがグラリと揺らぎました。
しかし、何度聞いても内容が分からないし、当時は「ドル」に対して不信感を持っていましたから、最終的に「低解約返戻型の終身保険」を選びました。
後々、この「低解約返戻型の終身保険」も資産形成する上でメリットを感じられず解約しましたが・・・
それでも、外貨建ての終身保険よりはまだましだったのかも知れないと思うのです。
なぜなら、外貨建ての終身保険は、コストがかかり過ぎるからです。
外貨建て終身保険のコスト
外貨建て終身保険は、販売手数料、円からドル、ドルから円に替える為替手数料、年金受け取り時にかかる、年金金管理費など。
加入時から年金を受け取り終わるまでの長期間に渡ってずっと、コストがかかるのです。
例えば、100万円を投資しても、販売手数料で5~9パーセントくらい取られますから、5~9万円は引かれて、実質91~95万円からの運用になります。
更に、払い込み時にも、円からドルに替える為替手数料がかかり、受け取り時には、ドルから円に替える為替手数料がかかります。
運用機関にも手数料がかかり、運用利益には税金がかかります。
また、年金の受け取り期間にも年金管理費がかかるので、最終的にどれくらいの利益があったのか、よく分からない商品なのです。
他の金融商品と手数料を比較しよう
老後の資産形成をする上で、他の金融商品とも比較してみましょう。
比較するのは、投資信託(ファンド)、ETF などです。
販売手数料は、他の金融商品が、0円から1パーセント位なのに対して、保険がダントツに高くその差最大で90倍!
保管手数料に関しては、保険はどれくらいになっているのか、他の金融商品は公開されていますが、保険は公開されていません。
最終的に受け取るお金も、NISAならば、利益分に税金がかかりませんが、終身保険は20パーセントの税金が加算されます。
更に、ドル建てで積み立てていますから、日本円にした場合、為替手数料も差し引かれるのです。
コストばかりがかかり、資産形成をするには効率の悪い商品だということになります。
外貨建ての終身保険のメリットは、販売店側にある!
外貨建ての終身保険のメリットは、加入者にはほとんど無いと言っても良いでしょう。
メリットがもしあるとしたら、販売する側にあります。
なぜなら、販売手数料をガッツリ取れますし、為替手数料も徴収できますから。
私が保険の無料相談で真っ先に外貨建て終身保険をすすめられた理由も、販売者にメリットがあるからでした。
外貨建て終身保険で資産形成するのは非効率だ
結論として、外貨建ての終身保険で資産形成するのは非効率だということが分かりました。
契約してからお金の受け取りが終わるまで、長期間に渡り手数料がかかります。
手数料まみれの商品なのです。
契約したばかりならば、傷の浅いうちに解約して、NISAやIDEKOなどで資産形成した方が、お得に資産形成できます。
手数料は、本当にバカになりませんから、金融商品を契約するときは要チェックですね。
おススメの積立NISA
ひふみ投信
セゾン投信
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