銀行のカードローンの甘い罠、金銭感覚を麻痺させ借金地獄へ落ちたエピソードと1年で完済した方法

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独身時代、銀行のカードローンで、200万円ほど借金をしてしまいました。

最初は、お給料日前にお金が足りなくなって毎月1~2万円づつ借りました。
毎月1万円づつ返済すれば、限度額までお金を借りることができました。
毎月1~2万円借りて、一万円ずつ返済していくと、一年もたたないうちに借金は10万円以上に膨らみました。

借金とは知りつつ、銀行のカードローンなので罪悪感もなく使いました。
当時は、銀行のローンカードは、キャッシュカードと一緒に常に携帯。
一週間に何度も銀行のATMでお金を引き出していました。

銀行のカードローンを始めるまで

銀行のカードローンを始めたのは、実は新入社員になってすぐでした。
銀行の口座を開くよりも前に、銀行のカードローンを始めたのです。

なぜ、新入社員になってすぐに銀行のカードローンを始めたかというと、学生時代にバイト先のクレジットカード会社のお姉さんがすすめてくれたからです。

「某都銀のカードローンはすごく便利だよ」
「社会人になったらすぐに作るべき」

昔から私はマネーリテラシーがすごく低かったので、クレジットカード会社で働いている人たちは、お金関連の知識が豊富だと勘違いしていましたから、あっさりとそのお姉さんの言葉を信じました。

そして、貯金よりも先に「銀行のカードローン」を申し込みました。

銀行のカードローンの審査

銀行の窓口で、「ローンカードを始めたい」と言うと、窓口のお姉さんが「少々お待ち下さい」と別の部屋に連れて行かれました。

私はすぐに窓口で発行してもらえるものだと思っていたので、銀行の対応に驚きました。

密室での銀行のカードローンの審査

そして、私が一人ぽつんと待つ部屋で時間を過ごしていると、40代くらいの男性が現れました。

「何でわざわざ男性が担当するんだろう?」

そしてその人は、私に名刺を差し出して深々とお礼をしたのでした。

「そんなVIP扱いしなくとも・・・」

もう完全に自分が何をしようとしているのか分かっていません。

そして、その男性に「なぜ作るのか?」「誰に勧められたのか?」などをしつこく聞かれました。

まるで警察で尋問を受けているかのよう。

「カード一枚作るのに何でこんなに大がかりなの?」
「便利なカードがあるって言うから来たのにさ」

その程度にしか考えていなかった私、本当に大馬鹿者でした。

今でもその馬鹿さ加減は変わりませんが、少なくとも「借金する」重さを当時の私は知りませんでした。

新入社員の小娘に某都銀がお金を貸すリスクをその銀行の担当者はよく分かっていました。

私はそのカードを持つことでこの先々恐ろい重荷を背負わなくては行けないなんて一ミリも考えていませんでした。

銀行のカードローンがあるから貯金しなくても大丈夫

新入社員当時、同僚はみな貯金を始めていました。
「毎月○円貯めている」とか「50万円貯まるまで頑張る」とか、普通に会話していました。

しかし、私はそんな話には一切加わらず、何でみんなそんなに貯金を頑張っているのか?さっぱり分からなかったのです。

同僚たちの会話を聞きながら私は心の中でこう思っていました。

「私はイザとなったら銀行のカードローンがあるから大丈夫」

恐ろしいですね。
本当に恥ずかしいです。

頭の中か完全にイカレていました。

当時の利率は14~15パーセントほどあったと思います。
毎月増え続ける借金の額を見ないようにして生活していました。

借金地獄に気が付く

そして100万円くらいに借金が膨らんでしまった時。人には言えない悩みに苦しみました。

「どうやって返済しよう」

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返済したいけど、月々の生活費も足りないから借りてしまう。
そんなサイクルから抜け出せず、一時期は3つの仕事を掛け持ち、朝から晩まで働き続けました。

それでも借金は全く減りませんでした。

銀行のカードローンの借金があるから結婚からも逃げていた

こんな私にも有り難いことに結婚の話が何度かありました。

しかし、私は借金がバレるのが怖くて逃げていました。
こんな状態から早く抜け出したい。

そして、返しても返しても減らない借金からも逃げ出したくなっていました。

銀行のシステムが壊れて、借金がチャラになったらどんなにラッキーなんだろう。

そんなことを考えていました。

私には貯金はありませんから、銀行のシステムが壊れようが世界経済の先行きが怪しくなろうが全く関係なかったのです。

守るべきものがないのは強みだったかもしれません。

借金がある後ろめたさとは決別しようと決意

当時、おつき合いしていた人に、もし結婚するなら何もかも打ち明けようと思い、自分の借金の話しをしました。

その人はその時は同情してくれたのですが、最終的には私のお金に対するだらしなさに呆れて去っていきました。

借金しているというのは、本当に重たい罪を背負っているようなものなのだと目が覚め、本気で借金を返済しようと決意しました。

借金を返済した方法

借金を本気で返済しようとして、当時の私が下した決断。

それは、知り合いの経営者の会社で働いてお金を稼ぐ方法をたたき込んでもらおうという選択でした。

20歳くらいから会社を経営している知り合いがたまたま知り合い、すぐに彼女の会社に丁稚奉公として入社しました。

「お給料は安くて良いので、お金を稼ぐ基本を教えて下さい」

私は、その会社で経営のイロハを学んで、その後自分で会社を興して借金を返済しようと考えたのでした。

その女性社長は、私の要求を受け入れてくれました。

そして、何度も社長を怒らせ、クビになりそうになっても頑張って言われたことをやりました。

その結果、大きな仕事を任せてもらい、お給料もそれなりに頂きました。

お給料をたくさんもらえたので借金返済に充てるお金も増えました。

数十万円単位で毎月返済して一年未満で完済。

よくやったと思います。

本当に借金を返済した後は、真っ暗な牢獄から抜け出た感じがしました。
もうお金は借りないと決心して、銀行のカードローンにハサミを入れてゴミに出しました。

この時、借金を返済したものの、その後も私はお金で苦労します。

続きはこちらです。

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