「生活費が足りなくてカツカツ・・・」
「あと数万円あったらどんなに楽なのか・・・」
４桁を切った銀行預金と１０円玉と１円玉しかない財布を前に、給料日前は必ずため息ついていた私。
生活費が足りないのは、クレジットカード会社が、ごっそりとお金を引き落すのが悪いんだ！！
なんて、クレジットカードを悪者にしてデビットカードにしてみたこともありました。
お金がないと生活も面白くない。もっとお金があればいいのに・・・
毎日お金のことばかり考えていたときもありました。
ホント、大バカものです。
生活費が足りないから節約
「生活費が足りなかったら固定費の見直しをすると良いよ！」
って言う話も聞いたので、
生命保険の見直し
スマホ料金の見直し
ふたつはバッチリやりました。
だけど、毎月、わが家の「生活費足りない病」は治りませんでした。
生活費が足りなければ節約ではなくて世渡りの技術を身につけよう
「年間生活費５０万円は可能だ！」
というキャッチフレーズに魅せられて、魚柄仁之助さんの「世渡りの技術」という本を読んみました。
全く世の中の流れに微塵も同調していない生活に驚きました。
「僕は僕」という潔いスタンスで、３０年以上。
一度も就職したこともなく、資産家でもないのに東京の目黒に住み、若い頃から人生を謳歌していらっしゃる姿は、現代の奇跡。
彼のやっていることは、戦前の日本人のような暮らし。
魚柄氏の生活だけ、昭和初期にタイムスリップしたみたいに時が止まっているようです。
魚柄氏の「世渡りの技術、十の掟」
魚柄氏の「世渡りの技術、十の掟」は、生活費を上手に使うための参考になります。
仕事は自分でつくるべし
自分の生活の見積もりをつくるべし
興味があることはとことんやってみるべし
勇気を出して他人に声をかけてみるべし
華麗な消費生活に踊らされるべからず
ガマンする節約は無意味と知るべし
他の人にはない情報収集術を持つべし
ものは修理して使いつづけるべし
自分だけの人生ものさしをもつべし
毎日が自分の命日と心がけるべし
具体的には、食費は毎月９０００円にするなど、本当にその通りにしています。
名誉も財産も無いようですが、誰からも指図されることなく、その日その日を自由自在に生きていて、老後の心配もないようです。
そして、ご結婚もされているよう。
平均的な道を歩むのが普通だった時代、強烈に個性的です。相当の精神力の持ち主です。
平均的な人生を歩もうとすると生活費は節約しても足りないし、幸せも遠のく
大学を卒業したら大手の会社に勤め、結婚してマイホームを購入。子どもは習い事をたくさんさせ、教育費も潤沢に使う。
老後は、年金で細々暮らし、時々孫にお小遣いをあげる。
このような世間一般の生活が、本当に幸せなのだろうか？
みんなと同じ生活をするために必死に頑張る意味があるのだろうか？
うちの主人は、「他人様に恥ずかしくないように」ということがいつも頭から離れない人で、私にも強要しますが、私も少しは優越感を持っていた方がよいのかも？と思う節もあり。
自分たちの幸せよりも、「他人様に恥ずかしくないように」という気持ちと多少の見栄を優先させていたかもしれません。
大事なことは、自分たちの幸せ。
自分たちの幸せや価値観を優先して、お金の配分も考えて、それが他人様と比べて見劣りがするかしないか、そんな基準はもう不要です。
いろんな感情や常識をそぎ落とすことで、生活費も削減されてスリムになり、「足りない」だから「節約」という状況にならないのだと思いました。
ココまで気がつくのが、かなり遅かったのですが、うちの家計も危機的状況を脱出できました。
こちらの本には本当に助けてもらったと、大変感謝しています。
今月はお給料日まであと４日ですが、銀行の口座もお財布の中身も、余裕あります。
お金に余裕があると気持ちも余裕が出てきますね。
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