ウェルスナビで資産運用を開始して1年が経過しました。
ゆうちょ銀行に預けていた子どもの教育資金をできるだけ増やそうと試している中の選択肢として使ってみての結果報告です。
運用実績から手数料、分配金までの生々しい取引履歴などを公開しますので、どうぞ判断の参考になさって下さい。
ウェルスナビでの1年経過後の実績
ゆうちょ銀行で眠っていた子どもの教育資金。当時子どもは公立の中学校に入学したばかり。
入学準備金は10万円くらいかかりましたが、ひふみ投信での積立で利益が出ていたので利益の中から引き落とししたので元本取り崩すことなく守られました。
ゆうちょ銀行のお金は、子どもが高校入学か大学入学まで最低3年は使うことがないので、一部30万円をウェルスナビに預けてみることに。
今年の2月まで、ほったらかしの状態でしたが、2月のニューヨーク市場の暴落時に、3万円を追加購入。
結果的にこのような状況になっています。
33万円の入金に対して、プラス3万5365円。現在(2018年4月29日)評価資産は「36万5365円」になっています。
ウェルスナビの手数料と分配金の履歴はどうなっているのか?
ウェルスナビを利用してかかった手数料と分配金をご報告いたします。
手数料
まず、手数料は、預けたお金の1パーセントが1年間でかかりますが、毎月引き落とされます。
30万円の1パーセント→3千円が1年間にかかりますが、月々12等分したお金が落ちていきます。
引き落とし額は一定ではないので、ドルで計算されているようです。
一年間の合計手数料は、「3,421円」かかりました。
分配金
分配金は、ウェルスナビで保有している資産から出ているお金です。
ウェルスナビの資産は、手数料の安いETFです、
ETFとは、インデックスファンドを株式市場で取引できるようにしたものです。インデックスファンドとは、テーマと指数をターゲットにして株式や債券をパッケージ化した金融商品のこと。
ウェルスナビに組み込まれているETFは、7種類あります。
これらのETFから分配金が定期的に出ており、トータルで「5,137円」ありました。
こららの分配金は再投資して、運用効率をパワーアップさせています。
7種類のETFについては、具体的な銘柄は下記の通りです。
米国株(VTI)
日欧株(VEA)
新興国株(VWO)
米国債券(AGG)
物価連動債(TIP)
金(GLD)
不動産(IYR)
以上の他に、現金も組み込まれています。
上記、それぞれのETFについてご案内します。
米国株(VTI)
正式名は、「Vanguard Total Stock Market ETF」、日本では「バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF」と呼ばれています。
アメリカの大企業から中小企業の、割安で成長株に投資しています。
組み入れ構成は下図のようになっています。
アップル、マイクロソフト、アルファベット(Google)、Amazonなど世界規模の大企業が含まれています。
業種比率は下図の通りです。
総資産は、「6,625.77億米ドル」で日本円で72兆円になります。日本の国家予算並みですね。
日欧株(VEA)
正式名称は「Vanguard FTSE Developed All Cap ex U.S. Index ETF」。日本では「バンガードFTSE先進国市場(除く米国)ETF」と呼ばれています。
アメリカを除く、先進国の企業に投資しています。
組み込まれている国は下図の通りです。
日本は、一番多くの比率(20パーセント以上)組み込まれています。
これらの国を代表する企業の中から組み入れられている、上位銘柄は下図のようになっています。
上位組み入れ銘柄は、「シェル石油」「ネッスル」「サムスン」。
上から7番目に、「トヨタ自動車」が0.8パーセントほど組み入れられているのが分かります。
新興国株(VWO)
正式名称は「Vanguard Emerging Markets ETF」。日本名は「バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF」と呼ばれています。
世界の新興国23カ国を投資対象としています。
国別構成比率は下図のようになっています。
上位「中国」と「台湾」で、ほぼ50パーセント近い比率です。「インド」も3番目に組み込まれており、将来の世界経済の中心市場になる可能性のある国の比重が高くなっています。
上位10に組み入れられている銘柄は下図の通りです。
第一位は、「テンセント」。LINEの会社です。第二位の「台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング」は、世界最大の半導体メーカーです。第三位の「ナスパーズ」は、多国籍のインターネットメディアグループ。第四位の「アリババ」は、世界的なネットショップです。
新興国の企業の方が、先進国企業に比べて勢いが良いですよね。
米国債券(AGG)
正式名称は「iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF」。 日本では「iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF」と呼ばれています。
このETFは、アメリカの優良債権を投資対象とした上場投資信託です。
保有銘柄は下図の通りです。
資産構成は下図のようになっています。
アメリカ財務省への比率が多く、手堅いファンドで、リーマンショック時の下落率は5パーセントしかありませんでした。金融危機に強いファンドだと言われています。
物価連動債(TIP)
正式名称は「iShares TIPS Bond ETF」。日本では「iシェアーズ米国物価連動国債ETF」と呼ばれています。
アメリカの物価連動国債を投資対象とした上場投資信託です。
組み入れは、下図の通り。
99,65パーセントが、アメリカ財務省。
資産構成は
資産のほぼすべてがアメリカ財務省の証券。非常に手堅いです。
金(GLD)
ETFの正式名称は「SPDR Gold Shares」。日本では「SPDRゴールド・シェア」と呼ばれています。
有事の時の「金」と言われるように、不況になると強くなるのが「金」なのです。
このファンドに投資することで、「金」資産を保有していることになります。
不動産(IYR)
ETFの正式名称は「iShares US Real Estate ETF」。日本では「iシェアーズ 米国不動産ETF」と呼ばれています。
このETFは、アメリカ不動産(リート)を対象にしたものです。
アメリカは、先進国の中で唯一人口が増加している国で、現在3億人に達しました。
アメリカ不動産への投資は日本でも人気です。不動産投資とリートは若干意味合いが違いますが、このETF単体でも毎年4パーセントほどの伸びになっているようです。
直近10年のアメリカ不動産の推移
ETFの資産配分
ETFの組み合わせは年に数回、市場の変化に合わせてリバランスが行われます。
この1年で3回ほどリバランスがありました。
ウェルスナビの資産配分を参考にして自力で組み立てることもできる
これらのETFを証券会社から個別で購入して保有しておくことで手数料はもっと低く抑えられます。
自力で購入できる人は、ウェルスナビの資産配分を参考にして組み込んでみてはいかがでしょうか?
SBI証券やマネックス証券ならば、国内外のETFがそろっています。
資産配分をまねするのは簡単ですが、一番難しいのがリバランスのタイミングです。
普段、仕事に追われている生活をしていると、市場の動向まで気にかけるのはとても面倒。
余力がなければ、ウェルスナビのようなロボアドにおまかせしてみるのも選択肢の1つですよね。
ロボアドは、ウェルルナビ以外にもありますが、ノーベル経済学賞を受賞したロジックを組み込んでいるものはウェルスナビだけです。
ロボアドの中でも優等生クラスです。
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