古代都市バビロン。
バビロンの市民は世界でもっとも裕福で一人一人がお金に困ることなく、豊かさを享受したと言われています。
数千年の時を経ても尚、資産を築き上げた人たちのバイブルとして語り継がれる教えを確認して、2016年は家計の資産作りを加速させましょう。
バビロンの大富豪の黄金の7つの知恵とは?
第一の知恵 財布を太らせることから始めよう
第二の知恵 自分の欲求と必要経費とを混同すべからず
第三の知恵 貯めた資金は寝かさずに増やすべし
第四の知恵 損失という災難から貴重な財産を死守すべし
第五の知恵 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
第六の知恵 将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし
第七の知恵 明確な目標に向かって、自己の能力と投資を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし
それぞれの教えを現代の私たちの家計に生かすためにできることを見てみましょう。
第一の知恵 財布を太らせることから始めよう
財布に10枚のコインがあったら、1枚のコインは自分のために取っておく
これが原則です。
具体的には収入の10パーセントを自分のためのお金として確保しておきます。
例えば、10万円の収入があれば、1万円は自分のために貯金なり積み立てなりして確保します。
今でも、「収入の何パーセントは貯金しましょう」と言われていますが、バビロンの時代からあった深い教えだったのですね。
ちなみに、残りの90パーセントは他人のために支払われるお金です。他人のために支払われるお金で、すべきではないもの。
それは、ズバリ借金です。
借金するということは、奴隷になるということ
借金すると言うことは、その借金を返すために一生懸命働きます。借金ですから当然利子があります。
その利子は貸した人のものです。
借金の利子は複利で膨らみますから、どんなに働いて返しても、自分のために残るお金はありません。
リボ払いはカード会社の奴隷になること
「月々の返済額を軽くする」リボ払いは、月々の返済額を軽くする代わりに、借金の額を18パーセントの複利で膨らませて、長期にわたりカード会社の奴隷として働くことを意味します。
怖いですね、絶対にリボ払いは辞めましょうね。
第二の知恵 自分の欲求と必要経費とを混同すべからず
必要経費の定義は気をつけない限りは、どんどん膨らんでいくものです。
特に今の時代はいたるところに広告という地雷が散乱しています。
例えば、ネットサーフィンをしていたり、ファッション雑誌を見たり、デパートでウィンドウショッピングしている時。
突然、「今年流行のバックを買いたい」という衝動にかられたことはありませんか?
「去年のバックはまだ使えるけど、ダサいし、恥ずかしい」
「だから今年流行のバックを買うのは必要経費だ」
必要経費の定義を決めておかないと、気分と欲望に流されて、お金がいくらあっても足りません。
だから、必要経費を予算としてあらかじめ決めておく。これ以上の出費は予算内でまかなう。
家計のお金は家族の一番大事な欲求が叶えられるように予算を組むこと。
お金があろうと無かろうと、お金を使う時には、たった1円でも100パーセント価値のあるものでなければならないのですね。
私も今後は、100均だからと言って、安易に買うのは御法度にします。
第三の知恵 貯めた資金は寝かさずに増やすべし
財産とは、収入の流れ。
働けるうち、お給料をもらえるうちは、自分が財産です。
また、働かなくとも入ってくるお金。これも財産です。
最終的には自分が働かなくともお金が入ってくる仕組みを作ること。
そのためには、第一の知恵に従い、貯めたお金で膨らんだ財産が財産を生むようにすることです。
今は、積立投資が無難な選択になるのでしょうか。
複利でお金が増え続ける仕組みで自分のお金も膨らませていきましょう。
第四の知恵 損失という災難から貴重な財産を死守すべし
財布(資産)が膨らんだら次に大事なことはお金の管理です。
バビロンの教えによると、自分で知識をつけるよりも、専門家に任せるのが一番良いと言っています。
財布が空にならないように、元本が保証され、望むときに回収でき、適正な利息を徴収できなくなる恐れがないところにお金を管理する。
そのためには、お金を払って、専門家に資産を守ってもらう。
ある程度資産が膨らんだら優秀なFPを雇うのも必要経費のうちなのですね。
第五の知恵 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
賃貸か持ち家か?という論争が時々勃発します。
バビロンの教えの結論から言うと、持ち家に軍配があがります。
なぜなら、例え持ち家を手に入れる時に借金をしても、借金を返済し終えたら、家賃というコストが不要になり、生活するためのお金も下がり、その分を娯楽や自分の欲求を満足させるために使えるお金が増えるからです
自分の家を持つことは、豊かに暮らすためには教えの中に入るほど大事な知恵。
うちも今後数年以内に家を買うことを目標に頑張ろうと思います。
第六の知恵 将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし
第一の知恵に従って、少額のお金でも定期的に積み立てしていけば、驚くほどの収益になります。
5000円づつ積み立てても、1年で6万円。20年で120万円。複利で増えれば、7パーセントだったら10年で二倍になる計算ですからね。
そうすれば、「老後資金」や「家族を守るための財産」を確保できて、家計破綻はあり得ないのです。
コツコツ積立するのは、数千年前も今も、普通の人が一生生活に困らないための大事な知恵だったのです。
第七の知恵 明確な目標に向かって、自己の能力と投資を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし
具体的には、自らの能力を開発すること、仕事の技量を高めること。勉強して考えを深くすること。自尊心を持って行動すること。
つまりは、自分の人的資産を最大限にまで高め、さらに、考えを深め、自尊心に基づいて行動することです。
この7つの知恵を守り、貫けば、ムダな不安に怯えることなく、家計は繁栄し、家族みんなが豊かに暮らせる。このような教えです。
まとめ
バビロンの時代から数千年。
当時に比べたら、現代は便利な世の中になりました。
しかし、一般市民の懐事情は、バビロンの時代から全く変化はなく、当時の知恵がそのまま現代の私たちにも当てはまります。
数千年前からの教えは、人類の宝。
家訓に取り入れて行こうと思います。
それにしても、日本にはこのような知恵はなかったのか?不思議です。
昔の日本の一般市民たちはお金がなくても生活できたのか?
大判小判は大名の持ち物でしたからね。
日本では何万石とかお米の取れ高で藩の大きさを決めていたから、お米がお金の代わりになっていたようです。
田んぼは銀行のようなもの。
お米とお金の性質は全く違いますから、日本人がお金の扱いがあまり上手ではないのはそのせいかもしれませんね。
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