今年度(2016年度)の給食費のお知らせがやっと来ました。
うちの子の通う小学校では、今年度から学校教材費と給食費の引き落とし口座が別々になりました。
今年度からは市からの引き落としになります。
さて、おいくらになったのでしょうか??
公立小学校の給食費はいくら?
うちの子の場合、小学校と中学校で別料金になっています。自治体によっては、小学校は学年別で費用を分けているところもあるようです。
小学校は、一食230円、中学校は、一食270円になっています。
本年度の小学校の給食費の月額
月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
給食費(円) | 2990 | 4370 | 5060 | 2760 | 4370 | 4600 | 4600 | 3450 | 3450 | 4600 | 3220 | 43470 |
支払月 | 6月 | 6月 | 7月 | 8月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 |
昨年度の小学校の給食費
支払月 | 5月 | 6月 | 7月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
給食費(円) | 7200 | 3800 | 3800 | 3800 | 3800 | 3800 | 3800 | 3800 | 7600 | 43600 |
昨年度と比較すると、本年度は130円安くなっています。
学校給食費の水準はどうなっているのか?
学校給食費を1975年から推移したグラフがありました。
公立小中学校の給食費推移
総務省統計局の「小売物価統計調査 調査結果」。1975年以降の東京都区部小売価格を逐次抽出した結果生成できたグラフ。
物価指数を考慮したもの
2014年における消費者物価指数をベースとし、過去の各額面を修正しています。
上昇率
グラフ参照元:ヤフー
給食費は、物価の上昇率などを考えても、かなり健闘しているようです。
給食費未納や支払いたくないケース
給食費の未納やそもそも「給食費を支払いたくない」という親御さんもいるようです。
「給食費払いたくとも払えない」という経済的に困っているご家庭は仕方がないと思うのですが、そうではないご家庭の場合。
小中学校は学費が無料ですから、何で給食費は無料ではないの?というお考えがあるかもしれません。給食費を無料にしている自治体もあります。
*例)給食費無料の自治体
兵庫県相生市、栃木県大田原市、北海道三笠市、埼玉県小鹿野町、山口県和木町、など。
この他、第三子以降無料の自治体などもあります。
だけど、給食費についてはどこの自治体でも相当頑張っていると思います。負担が重すぎて廃止になった自治体もあるくらいですから。
給食費は、ほぼ原価。もしかしたら赤字になっているかもしれません。給食レベルの食事を230円以内で作れと言われたら私は無理です。
食材に関しては、生産者さんが学校給食用として特別に作っています。うちの実家の親も地元の学校給食用にネギを栽培していたのですが、無農薬で相当手塩にかけて作りました。儲けはほぼないと言っていました。
また、献立を考える管理栄養士さんの費用や給食を作る方々へお支払いする費用などを考えても、230円で本当に良いの?とさえ思ってしまいます。
給食が子どもに届くまで、関わる人たちのご苦労やお気持ちを考えると「給食費を支払いたくない」と言う親御さんのお気持ちは理解できません。
給食費を払わないとどうなるか?
学校給食費を支払わない親御さん、それでもたくさんいらっしゃるようです。そのような場合、自治体ごとに対応が違ってきますが、ある自治体は「3ヶ月以上未納の場合は、給食停止」という処分が取られたようです。
そこでやっと給食費を支払うという親御さんも出てきたみたいです。ある学校では43人の未納に対してこの処分を通告したところ、40人の親御さんが支払いに応じたようです。
罰則が与えられてやっと動き出すというのもどうかと思いますが、これが現実なのですね。
学校給食費を支払いたくないならお弁当を持たせる
それでも学校給食費を支払いたくなければ子どもにお弁当を持たせて登校させるのも有りだと思います。私の知り合いでは二人います、子どもに毎朝お弁当を持たせている親御さん。
お一人は自然食をやられている方で、お子さんがお母さんの手作りお料理の方が給食よりも美味しいからという理由で、お子さんの方からお母さんにリクエスト。学校もお子さんの意志を尊重してお弁当を持たせているようです。
お母さんは毎朝大変なようですが、給食費の支払いはありません。
また、もうお一人は、お子さんのアレルギーの関係でお弁当を持たせているようです。この方も給食費は支払っていません。
最近はアレルギーの子が多く、クラスの半分以上の子どもは何らかのアレルギーを持っているとうちの子が言っていました。
4年生の時にうちの子の隣の席になった子はじゃがいもアレルギーで、味噌汁にじゃがいもが入っていると食べられないからと、味噌汁を持参していたようです。
カレーも、もちろんじゃがいも入りはダメなので、じゃがいもが入っていないカレーを持ってきていました。
びっくりですね。
ちなみにうちの子は牛乳は飲んでいません。牛乳アレルギーではありませんが、牛乳は飲まないとクラス担任には伝えています。引っ越し前の学校では牛乳の費用は実費として戻ってきていました。
しかし、今の学校はアレルギーの証明がないとお金は戻せないということで牛乳代は戻ってきません。
じゃがいもアレルギーの子などは、どのようにして給食費の計算をしているのか不明ですが、計算する自治体も大変ですね。
学校の給食費は感謝して支払おう
学校の給食はたくさんの人たちの手と思いが詰まった結晶品。
もし、自分が給食と同じくらいのものを作るとしたら、どれだけの労力と費用がかかるか?実際に計算してみましょう。
給食以上に安く子どもが満足するものが作れるのであれば、お弁当を持参させるのもあり。
それでも納得行かなければ、給食費が無料の自治体にお引っ越ししましょう。
子どもがお友達と一緒に美味しく、楽しく食事する時間、そして給食にかかわった、たくさんの人たちの思いは、プライスレス。
給食費には、支払った以上の価値があります。
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