積立投資とリスク、ドルコスト平均法の弱点(デメリット)とは?

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「投資=ハイリスク」というイメージを持っていませんか?
「リスクを考えると、始める気になれない」
「失敗するのが怖い」
という方へ、積立投資とリスク、ドルコスト平均法のデメリットなどについて全てをお話しします。

積立投資のリスクを、相場のパターンから見てみましょう

積立投資は、時間、地域、商品を分散する、「ドルコスト平均法」というやり方で限りなくリスクを低く押さえる投資方法です。

ドルコスト平均法とは?

一定額を決めて定期的にファンドを購入していく方法。一般的には毎月決まった額(例えば1万円など)でファンドを購入します。ファンドの価格は一定ではなく、値動きがありますので、ある月ではファンドをたくさん買えたのに、ある月では少ししか買えなかったというように、投資する額は一定でも、買える亮が違ってきます。

じゃがいもで事例をシュミレーションしてみました

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ドルコスト平均法による積立投資が必ずしも「損しない投資」というわけではありません。

積立投資も損することあります。

過去の相場パターンから、どのような状況で損してしまうのかを確認してみましょう。

<2003年から日経TOPIXの値動きと歴史的な出来事>

<2003年から日経TOPIXに毎月1万円づつ積立てた場合の累計積立と資産実績>

2003年から積立てていった場合、最初の5年は順調に資産が増えていったものの、2008年のリーマンショックでの暴落から20013年くらいまでの約5年間は、損失が出ていました。

株価の低迷を抜け出してから20013年以降は、損失は出ていません。

株価の値動きのパターンとリターンの関係

下記の図は、株価の値動きのパターンと積立投資の実績(リターン)の関係です。

上記の図、①から⑥までのパターンで、損失が出るのは、①と②です。

①は、株価が一旦上昇するが下落するパターン。

②は、株価がずっと下降していくパターン。

しかし、①、②のパターンでも長期で積み立てて行けば、①の場合は⑥、②の場合は⑤のパターンとなり、結果的に利益が出ていきます。

相場のパターンを活用してリターンを上げるやり方とは?

積立投資は、10年20年という長いスパンで積み立てていきますので、その間の相場は上がるときもあれば下がるときもあり、乱高下も覚悟しておく必要があります。

しかし、その乱高下を積極的に活用してリターンを上げるやり方もあります。

例えば、ファンドの評価損益が、平均取得金額の2割上がったら上がった分を売却。
逆に、評価損益が、平均取得金額の2割下がったら積立金額を増やす。

というやり方です。

少なくとも、評価損益が2割下がった場合に買い増すというやり方は、安いときにたくさん買えますので後々効いてきます。

しかし、このような小技をしなくとも、長期で投資し続ければ、資産を失うというリスクはありません。

その長期という期間は、おおよそ10年くらいで考えておくのがベターです。

日本だけではなく、世界に分散投資。限りなくリスクを減らそう

今回は、日経TOPIXをベンチマークしているインデックスファンドを例に出しました。積立投資の魅力は、日本だけではなく、世界の経済に分散投資できるのもメリットの一つです。

時間の分散と地域の分散で、リスクが限りなく最小限になります。

マネーは世界中を駆け巡っており、同じ1年でも、ある地域では景気が低迷しマネーが枯渇しているかれどもある地域では景気が上昇し、潤沢なマネーが流れています。

**景気の分布図**

画像元:モーニングスター

日本の経済がほぼ横ばいなのに対して世界経済は右肩上がり。

積立投資をせずに、日本で預貯金だけで資産を増やそうとすると、日本経済と世界全体のGDPの開きのように物凄く効率が悪いのです。

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